2019-05-17 第198回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号
長年にわたって敵対関係にあった米朝両国が非核化と平和構築という事業を成功させるためには、やはりさまざまな紆余曲折があり得ることです。しかし、大切なことは、どんな困難があっても、目標の実現に向けて対話と交渉を継続することだということを強調したいと思います。
長年にわたって敵対関係にあった米朝両国が非核化と平和構築という事業を成功させるためには、やはりさまざまな紆余曲折があり得ることです。しかし、大切なことは、どんな困難があっても、目標の実現に向けて対話と交渉を継続することだということを強調したいと思います。
それで、米朝両国をめぐっては、この間、北朝鮮が核・ミサイル実験の中止を表明し、核実験場を破壊するという行動をとりました。それに対して、米国は米韓合同軍事演習を中止するという行動を決定しました。 そうした一つ一つの積み重ねによって、双方が相互不信を解消し、信頼醸成を図り、プロセスを前に進めていく、そうした努力の継続が重要だと私は考えているということを述べておきたいと思います。
そこで、当委員会への大臣の所信表明でもありましたように、米朝プロセスを後押しする立場を表明されているけれども、米朝両国が非核化と平和体制構築に向けたプロセスを前進させる上で何が重要だと認識されているか、外務大臣に基本の考え方だけお聞きしたいと思います。
ここで着目すべきは、北朝鮮側が、寧辺の核施設廃棄の提案について、これが現段階の米朝両国間の信頼水準で可能な最大非核措置と主張したことだと思うんですね。現段階の米朝両国間の信頼水準というのは、すなわち、これが最大の提案だという態度を示したということだと思うんです。
それは、合意文書にあるとおり、米朝両国で緊張状態や敵対関係を克服して新たな米朝関係を確立するとの合意ですので、北朝鮮にとってもアメリカにとっても、対立から対話へと百八十度の政策転換を行うに当たり、お互いが同じ土俵に上がったフェーズが今回の会談であったんではないかと、私はこのように整理をしております。
非核化と安全の保証を米朝両国首脳の言葉で約束したことは歴史上初めてで、これは簡単に後戻りできないと私は思います。 菅官房長官は、十三日の記者会見で、極めて厳しい安全保障の状況がかつてより緩和された、日本にいつミサイルが向かってくるか分からない状況は明らかになくなったと述べました。 まさに、情勢は劇的に変わりました。これは誰も否定できない。
そのことを米朝両国に強く期待するものです。 同時に、関係各国、国際社会の協調した取組、平和と核兵器のない世界を求める諸国民の世論と運動が必要です。とりわけ日本政府が、日朝平壌宣言に基づき、核、ミサイル、拉致、過去の清算など、両国間の諸懸案を包括的に解決し、国交正常化のための努力を図り、開始された平和のプロセスを促進する役割を果たすことを強く求めます。
北朝鮮が核兵器と長距離ミサイルを開発、保有している今、以前よりも困難とはいえ、朝鮮戦争の休戦から六十五年間対立してきた米朝両国による首脳会談というのは、問題解決の動きを促進する可能性を持つ。可能性を持つというふうに考えるんですけれども、この点で、河野大臣、いかがでしょうか。
今、最も危険なことは、米朝両国の軍事的緊張が高まる下で、双方の意思に反して偶発的な衝突が発生し、それが戦争に発展してしまうことです。秋山昌廣元防衛事務次官は、米朝の対立が進めば誤解や誤算による軍事衝突の危険が高まる、第二次朝鮮戦争に発展し、韓国のみならず日本にも悲惨な戦禍をもたらすと警告しています。
私たち今の最大の危険は、こういう米朝両国の軍事的緊張がエスカレートする下で、当事者の意図にも反して、例えばそれは偶発的な事態、それから誤算、これによって軍事衝突が引き起こされる、そういう現実的な可能性が生まれ、高まっていると考えているんですね。
河野大臣、北朝鮮に対して、これ以上の軍事的な挑発を中止する、これを厳格に求めていく、厳重に求める、同時に、米朝両国に対して、やはり強く自制を求めて、現在の危機を打開するために今こそ直接対話に踏み出す、これを呼びかける、これこそ本当に必要だと思うんですけれども、そういう真剣な検討をぜひ行うべきだと思うんですが、そういうお気持ちはないんですか。
私たちは、米朝両国の軍事的緊張がエスカレートするもとで、当事者たちの意図にも反して、偶発的な事態や誤算などによって軍事衝突が引き起こされる、そこにまさに現実的な危険があって、それが強まっていると見ております。 大臣の御認識はどうでしょうか、現在の危険。
その上で、まず防衛大臣にお聞きいたしますが、この間、米朝両国がお互いの真意、相手の意思を確かめるすべのないままに軍事的恫喝の応酬をエスカレートさせて、緊張が激化をするという事態となりました。これ非常に大変危険な事態でありまして、当事者たちの意図に反して偶発的な事態とか、誤算による軍事衝突につながりかねないということを私たちは強く憂慮をしてまいりました。
米朝両国が直接相手の意図を確かめるすべのないまま軍事的恫喝の応酬をエスカレートさせることは、危険きわまりないことであります。両国の意図にも反して、偶発的な事態や誤算による軍事衝突につながりかねません。 外務大臣に伺いますが、軍事的恫喝の応酬が軍事衝突に発展し、おびただしい犠牲者を生む事態は絶対に回避しなければならないと思いますが、外務大臣はどういう認識ですか。
この間、核問題をめぐって米朝両国政府が、核開発計画の検証方法について、申告した全核施設に加え、未申告の核施設への立ち入りも相互の合意のもとで進めることなどで合意し、米国政府は北朝鮮に対するテロ支援国家指定を解除する動きがありました。この動きが、朝鮮半島の非核化を目指す六カ国協議の合意を実施し、北朝鮮の核兵器完全放棄につながることを強く期待するものであります。
その点で、米朝両国がこれまでの敵対的な関係から脱するということは、北東アジアの安全保障にとっても重要な出来事だと私は考えます。それは、核問題ばかりでなく、日朝間の懸案を解決する上でも前向きな影響を及ぼし得るものと私は判断をしているということをあえて触れておきたいと思います。 そこで、核問題の前進と拉致問題の関連について少し最後にお聞きしたいと思うんです。
こうした展望は決してペリー調整官だけでなく、米朝両国政府の一致したものであることを今度の調査で確認することができました。 今回の調査の最後に会談した韓国の梁榮植統一部次官は、私がだめ押し的に、南北関係は時間がかかっても明るいものとの展望を持っていると判断してよいかと尋ねたところ、南北関係は肯定的な方向で進行しているとはっきり言い切りました。
私のこの柔軟的関与政策は、北朝鮮の独立主権国家としての存続を前提としていまして、米朝両国の関係を敵対的な現状から正常的な国家関係に転換することを目的としています。日米が北朝鮮の体制の早期崩壊を目標とした政策を追求していないことは明らかでありますが、このことを我々は適切な機会に明言すべきであると考えています。
時には、米朝の関係が進んで、米朝両国はそれぞれ代表部を置くことを目標として作業をするというような場面もございました。しかし、そういう状況であっても、アメリカはいつも南北が話し合うことが大事だよということを言いながらやっておられましたし、我が国もまた、先ほど申しましたように、北朝鮮とやりとりをするときには南北の対話の重要性というものを指摘しながらやってきたわけでございます。
○柴野委員 それでは次のテーマに移りますけれども、きのうの夕刊に、米朝両国の専門家協議、いわゆるKEDOの問題で、二日早く切り上げた、北朝鮮側が新提案を行ったらしいと、夕刊各紙いろいろ報道されております。 まず、北朝鮮の新提案の中身、これは政府側に来ているかどうか。
それでは、なぜこういうことになったのかということでございますが、これは一つは、米朝両国間の交渉の結果でございまして、つまり、貴国の準備がこれこれだから当然これこれでよかろうと、きっとアメリカは言うたに違いないのですね。しかし、それでは交渉はまとまらなかったということだろうと私は思います。つまり、この数字は、米朝間の合意を得るために話し合いの結果導き出された数値であろうというふうに思います。
○河野国務大臣 米朝会談で、米朝両国の間で行われた問題で、米朝両国がこれは不公表ということにすると言っている以上、第三国が、たとえ秘密会であってもそれを、いわゆる複数の方々に発表するというわけにはいかないということでございます。
○河野国務大臣 私は、今回の米朝両国間による話し合いによる合意というものを評価したいと思います。我々は、極めて近い朝鮮半島の一地域に核疑惑というものがあるということに対して重大な懸念を持っておりました。