2008-06-11 第169回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第4号
特に、日本の外交というのは米国追随外交、こう言われておりまして、我が国の今後の外交政策にもやはり及ぶことでありますけれども、もうアメリカ追随外交から脱皮して独立外交ができるように、やはり普通の国にすべきじゃなかろうか、こう思うんですけれども、官房長官、いかがでしょうか。
特に、日本の外交というのは米国追随外交、こう言われておりまして、我が国の今後の外交政策にもやはり及ぶことでありますけれども、もうアメリカ追随外交から脱皮して独立外交ができるように、やはり普通の国にすべきじゃなかろうか、こう思うんですけれども、官房長官、いかがでしょうか。
さらに、佐藤外交の破綻は、つえとも柱とも頼んだ米国追随外交にすら及んでおります。昨年の米中頭越し交渉、さらに、本年四月のニクソン訪中、引き続く訪ソによる米ソ首脳会談とたどってまいりますと、米国の世界戦略なり世界政策にかかわる重要事項は、佐藤総理には何一つ相談がなく、相手にもされないことが明らかにされました。
このことは、明らかに佐藤内閣の米国追随外交、中国政策の破綻を示す一大証拠であると考えなければなりません。(拍手) しかも、今回の国連総会では、このアメリカの背信行為にもこりず、総理御自身の裁断において、またまた逆重要事項の共同提案国と相なっておるのであります。
米国追随外交の根底には日米安保条約が存在し、外交政策の要諦であるフリーハンドを完全に奪われていることを知るべきであります。公明党が安保条約の段階的解消を主張するゆえんは、自主独立の外交と世界平和の建設にとって、この政策が不可欠の前提だからにほかなりません。佐藤内閣の危険な外交方針の転換を強く求めるとともに、猛省を促すものであります。 次に、佐藤内閣の政治姿勢であります。
しばしば米国追随外交だと言われますけれども、私はナショナル・インタレストをいかにして確保し、いかにしてこれを増進し得るか、これに専念しておりますので、誤解のないように願います。
また万一分担金削減に一応成功したといたしましても、対米外交においては、吉田内閣と同様、米国追随外交であるという本質はおおい隠せないのでありまして、かえってその交渉の裏に隠されたアメリカ側との取引条件によって日本経済をますますアメリカに従属させる方向に陥れるほかはないものと考えるのであります。
かような強力な、そして公正な自主的な立場の主張をせずして、頭ごなしにただ中立を否定するというやり方は、政府みずからが中外に対して、米国追随外交の汚名を裏書きするにひとしいような結果となるのであります。私はこの点をはなはだ遺憾としておるのである。こういう意味において私は総理と外務大臣の所見を伺いたいのであります。