1979-02-20 第87回国会 参議院 外務委員会 第3号
それから、一方、北の共和国の方からしますと、最近、韓国とソ連との間の結びつきがうわさされている、こういう状況でもしよく言われている米中日ソのクロス承認みたいな方向に持っていかれると、二つの朝鮮が固定化されるのではないかという、こういう心配もあって、両方とももういつまでも黙っている時期は過ぎた、こういうふうに思ったのではないかと思いますけれども、外務大臣はそういう私の解釈をどうお考えになりますか。
それから、一方、北の共和国の方からしますと、最近、韓国とソ連との間の結びつきがうわさされている、こういう状況でもしよく言われている米中日ソのクロス承認みたいな方向に持っていかれると、二つの朝鮮が固定化されるのではないかという、こういう心配もあって、両方とももういつまでも黙っている時期は過ぎた、こういうふうに思ったのではないかと思いますけれども、外務大臣はそういう私の解釈をどうお考えになりますか。
周りの国が寄ってたかってやってあげるというのでなくて、私は外務大臣の御答弁をずっと聞いておりますと、統一が平和的にできるために国際環境をつくるようにしたいとおっしゃるのは、両方が話し合えるように、おぜん立てをしてあげるということなのかと思って聞いておりましたが、そうじゃなくて、いまはっきりと出ている米中日ソのクロス承認みたいなことになりますと、これは大変問題が違う。
○田中寿美子君 いまおっしゃることがよくわかりませんが、つまり米中日ソが互いにクロスして韓国と共和国を承認するということは、二つの朝鮮を認めることになりますが、そういう政策はおとりにならないでしょうねということを伺っているわけです。
ただ、もっと広い意味の、これはまだ今日の世界情勢、極東情勢からは困難でございますが、周恩来首相なども日中不可侵略条約というものをまず結んで、その上に、いま不可能と思われる米中日ソ、その不可侵略条約というもの、あるいは安全保障条約というものが達成されることが一番極東で不安がないという事態に到達する理想境だ。