1988-04-12 第112回国会 参議院 外務委員会 第3号
例えばアメリカは依然としてソ連に最恵国待遇を与えておらず、また公的信用の供与も制限しておりまして、少し前にさかのぼりますが、日ソ貿易と米ソ貿易を比べてみますと、往復で日ソ貿易の方が米ソ貿易の約三倍と、こういうような数字もございます。
例えばアメリカは依然としてソ連に最恵国待遇を与えておらず、また公的信用の供与も制限しておりまして、少し前にさかのぼりますが、日ソ貿易と米ソ貿易を比べてみますと、往復で日ソ貿易の方が米ソ貿易の約三倍と、こういうような数字もございます。
また通産大臣が近々訪米したときにお会いになると言われておりますベリティ新商務長官は、かねてより米ソ貿易促進論者であるとされています。これらを総合して考えると、少なくとも、米国政府内において商務省はココム規制緩和の方向を指向しつつあるのではないかと思われるわけであります。
そして第七回米ソ貿易協議会を開催をされましたし、今年の秋にはモスクワで米国産業の見本市の開催の合意がすでになされておるわけです。これには相当高度な機械機器の展示を行うというようなこともその内容として含まれておるということを私は承知をいたしているわけです。
○大平国務大臣 私は、米ソ貿易が伸び、独ソ貿易が伸びるということはたいへんけっこうなことだと思っております。東西間の貿易がふえてまいるということは歓迎すべきことと思うのであります貿易はいわば平和のミッションでありまして、これが拡大してまいりますことは、世界の安定にとりまして歓迎すべきことと思うのであります。
それから米ソの貿易の拡大に対しても、ミルズ米下院歳入委員長が声明を発表して、こういうような分子、言論の自由を守ろうとした分子を虐待するならば米ソ貿易の拡大に反対するというような、はっきりしたことを述べていらっしゃいます。これがいわゆる自由主義陣営に立っている国の立場、やり方でございます。
○近江委員 それから次に問題は変わりますが、米ソ首脳の間で今回米ソ貿易合同委員会の設置というものが合意されたわけです。こういうことによって米ソ貿易拡大が相当進むのじゃないか。そういう点におきまして、今後日ソ貿易あるいは日中貿易等に影響というものがやはり出てくるのじゃないか、このように思うのですが、大臣としてはその点をどのように感じていらっしゃいますか。
いろいろ西欧諸国は、たとえばこの前石油の輸送管の場合には、これはソ連のほうではもうあまり熱意はないようですが、NATO諸国で干渉するとか、あるいはまた外交交渉にあたって、外交交渉は外務省がやるのですから、アメリカに遠慮しなければならぬと言うけれども、最近の米ソ貿易は非常に発展しているわけです。