1947-08-18 第1回国会 参議院 本会議 第23号
誠にこの頃のような焼付くような暑さの中で、風通しのない焼トタンの下で、或いは病人を抱えている人々のことを考えますとき、又嚴冬の頃、屋根から、節孔から吹雪の吹込む中に、火一つなく、親子数人重なり合つて僅かに暖をとりながら身の行末を語り合つている人たちの姿が幻に浮かんで來ますとき、私は眞に堪え難き感がいたすのであります。
誠にこの頃のような焼付くような暑さの中で、風通しのない焼トタンの下で、或いは病人を抱えている人々のことを考えますとき、又嚴冬の頃、屋根から、節孔から吹雪の吹込む中に、火一つなく、親子数人重なり合つて僅かに暖をとりながら身の行末を語り合つている人たちの姿が幻に浮かんで來ますとき、私は眞に堪え難き感がいたすのであります。