1978-04-06 第84回国会 参議院 外務委員会 第11号
思い出すだけでも箱根丸、山形丸、ぼりばあ丸、かりふおるにあ丸など沈没事故が次々とあるわけでございます。で、乗組員も不熟練のままの第三国の人たちが乗っている。そして国籍がリベリアとかパナマなどというところですね。災害があっても補償は必ずしもないという問題は、これは国際的に問題にしていってもらわなければならないと思います。
思い出すだけでも箱根丸、山形丸、ぼりばあ丸、かりふおるにあ丸など沈没事故が次々とあるわけでございます。で、乗組員も不熟練のままの第三国の人たちが乗っている。そして国籍がリベリアとかパナマなどというところですね。災害があっても補償は必ずしもないという問題は、これは国際的に問題にしていってもらわなければならないと思います。
いずれにしても御検討いただかなければなりませんが、本来ならばこの草創期において——草創期というよりも、すでに箱根丸その他どんどん出ていってもおりますから、新しい海運政策というものは、特にコンテナ対策に対して明確な指導方針とか、そういうものがあってしかるべきだと私は思うのです。ところが、これはこの中にはどうもない、これから御検討いただくということのようであります。
○説明員(猪口猛夫君) 先般報告を申し上げましたように、伊豆箱根鉄道会社所属の熱海−大島間の定期船の「伊豆箱根丸」が午後零時三十五分大島の元町西方二・五海里付近で浮いておるものにつかまって漂流しておる町田二等航海士を救助したわけでございます。
○岩間正男君 この「伊豆箱根丸」と「アリゾナ号」は全然会わなかったのですか、こういう点がどうも——。救助されたのは船体を発見された約一時間以上前でしょう。「伊豆箱根丸」という日本の遊覧船によってこれは救助された。ところが船体を発見したというのはそれからだいぶたった一時間半後でしょう。この海域を捜索していながらどうなんですか。こういうことについては調査が進んでおりますか。
その間、下田海上保安部は午後二時三十分、大島警察署から警視庁を通じまして、伊豆箱根鉄道所属の熱海−大島間の定期船伊豆箱根丸が午後十二時三十五分ごろ大島元町西方二・五海里付近におきまして、明興丸の二等航海士町田末義を救助し、大島に上陸せしめ、同人は岡田病院に入院、加療中である旨の情報を得ました。
下田海上保安部は、午後二時三十分、大島警察署から警視庁を通じ、伊豆箱根鉄道株式会社所属「伊豆箱根丸」(五百三十九トン)——これは熱海−大島間の定期船でございますが、午後十二時三十五分ごろ、大島元町西方二・五海里付近において「明興丸」二等航海士町田末義を救助し、大島に上陸せしめ、同人は岡田病院に入院加療中である旨の情報を得ました。
しかし、生存者が一人いて、この生存者を「伊豆箱根丸」が救っているわけなんです、日本の船が。生存者が相当時間がたったあとで、日本の船に救われた状態にあったにもかかわらず、衝突した瞬間に「アリゾナ丸」が一人も救助できなかったということは、これはちょっとどう考えてもふしぎな話なんですよ。そうすると、「アリゾナ丸」には救助の意思がなかったのじゃないかというふうに考えられるわけです。