1952-07-07 第13回国会 参議院 本会議 第64号
すでに現在開発に着手しておる個所について見ましても明確なごとく、即ち利根川水系の箱島発電所は千葉県に新設されたる川崎製鉄所のために、又小河内ダムは多摩基地内の諸施設に送電するためのものであり、天龍川水系の高丘ダムは中日本電工名古屋工場に送電するためのものであります。
すでに現在開発に着手しておる個所について見ましても明確なごとく、即ち利根川水系の箱島発電所は千葉県に新設されたる川崎製鉄所のために、又小河内ダムは多摩基地内の諸施設に送電するためのものであり、天龍川水系の高丘ダムは中日本電工名古屋工場に送電するためのものであります。
実例を二、三挙げてみましてもいいのですが、利根川水系の箱島発電所、これは二十三万ボルト送電線で、これは千葉県の川崎製鉄所に電気を送るためにどんどんここを急いでやつておる、それから多摩基地内の諸施設に送るために小河内のダムが今急がれておる、それから中日本重工業、名古屋工場に送るために天龍川水系の高丘ダムが今急がれておる。
この利根の場合でも、箱島発電所の電力というものは、二十二万ボルトで、これはまつすぐ千葉県の川崎製鉄へ今送電線が設置されつつある。それから日光の第三発電所ですか、あれもまたやはりまつすぐ日光の住友の製錬所へ行く。天龍川の高丘ダムですか、あそこもまた中日本重工の名古屋工場へ行く。そういうふうに非常にはつきりしておる。この小河内ダムなんかでもやはりそうです。
○風早委員 今箱島発電所からの送電で「まつすぐに二十二万ボルトの送電線が川鉄に向けられるということを指摘いたしましたが、もちろんその場合において川鉄が常時その電気を独占するというようなことは何も言つていやしません。