1977-12-21 第84回国会 参議院 予算委員会 第1号
アメリカは、ドルのたれ流しというか、つまり過剰ドルですね、これを処理する方法として、すでに一つの法案を通しているけれども、金約款の復活、それから一種の管理通貨体制、あるいは保護貿易とは言われないように擬装をこらしながらする一種の管理貿易、この方向へすでに踏み出しているのではないかという印象を私は持っているんですよ。三月はIMFがありますよね。
アメリカは、ドルのたれ流しというか、つまり過剰ドルですね、これを処理する方法として、すでに一つの法案を通しているけれども、金約款の復活、それから一種の管理通貨体制、あるいは保護貿易とは言われないように擬装をこらしながらする一種の管理貿易、この方向へすでに踏み出しているのではないかという印象を私は持っているんですよ。三月はIMFがありますよね。
つまり、アメリカは、ドルのたれ流し、過剰ドルを処理する方法として、申し上げた金約款の復活、それから一種の管理通貨体制、それから各国から保護貿易と言われないような擬装をした上での一種の管理貿易、この方向にすでに踏み出していると私は思っているし、その具体的な案というのは、来年三月二十一日のIMFの委員会の方にいろいろ積み上げてアメリカ政府は出すと思う。
○成瀬幡治君 円の切り上げが、いろいろと言っておりますが、やはり再切り上げ必至だということになると、これは根本的に言えば生産性の問題になってくると思いますんですけれども、こういうときに片方じゃインフレ傾向で管理通貨体制の中で、そして行き先も、まあ社会保障制度その他ずっとやってまいりまして、消費型になってくると思うのです。ですけれども、いまのような、たとえば配当が、株で配当を二割やっておる。
それはドルを中心にしておりまして、ドルと金との交換ということがございましたが、われわれは、管理通貨という、金を前提としない管理通貨体制——金を持っておらない日本としては、そういう国際体制の中で今日を築いてきたわけであるし、また私はやはりこの機構はどうしても平和維持のためにも絶対的に必要なものだと思っておるのです。
そこでまず第一に、公債発行にあたっての基本的な姿勢の問題ですが、私どもは公債発行については、管理通貨体制のもとですから必ずしも消極的に考える必要はない。道路やおくれている生活基盤を改善をしていくような社会資本に対しましては、積極的な考えをもって公債については当たってもよろしいと思う。
木村国務大臣 先ほど通産大臣からお答えしたことに尽きておりますが、将来の国際通貨体制、国際通貨がどうあるべきか、これは学問的分野ではいろいろ論じられておるところでございますが、基本的にいえば、ある特定国の国際収支の状況によって左右されるような通貨であっては困る、また同時に金のような自然産出物によって左右されるような通貨であっては困る、こういうような基本的状況のもとにおいて、第二のSDRのような管理通貨体制
そういうことになりますので、ここで、わが日本ではいま国内では管理通貨体制でございますが、国際的にも管理通貨的な思想を取り入れるということはこれは私は正しい行き方であった、こういうふうに思います。
こうした経済の最も基礎的な法則を忘れて、政府内において頭でっかちの官僚が、金は子供を生まないから重視する必要はない、SDRこそ金の裏づけのない新しい第三の通貨、それは国際管理通貨体制確立の第一歩であるというがごとき迷想を政府並びに国民に植えつけることは、きわめて危険なことであります。
と一体どこが違うのかといいますと、それは各国が拠出いたしました金を担保にしておるか、あるいはSDRのように、各国がその国の責任において、つまりその国の国力、経済力を担保といたしまして拠出するということと、どちらがどうであろうかという問題になってくるかと思いますが、私たちの感じでは、これからの方向ということを考えまして、なるほど現実では金はかなり重要なウエートを持っておりますけれども、これからの管理通貨体制
そういった意味におきまして、外務大臣も言われますように、決して万能薬というわけにはまいらないというふうに私たちは思いますが、長い目で見ました場合に、その運営よろしきを得れば、先ほども私が答弁いたしましたように、ことに創出量というようなものを十分に勘案してまいりますと、これはまあ人の人知がどの程度までいくかという問題とも関連いたしますけれども、管理通貨体制の方向に向かって進み得るというふうに私たちは思
先生御指摘のように、今後の進路が管理通貨体制というものにあるといたしますと、やはり割り当て額というものを受けることによりまして、日本の対外信用力というものが増大するわけでございますので、そういう観点からも正当な割り当て額を確保する、これも国際的にバランスのとれた額を確保するということは、この次の早い機会に日本としても主張すべきであるし、従来もそういう意味のことをIMFの総会等で大臣からたびたび機会あるごとに
私は、だんだん金から飛躍して国際管理通貨体制、こういうものができ上がりつつあると思うのです。しかし、これは世界の政治と非常に緊密な関係がある。関係がありますから、一挙に私は金から抜け切るというわけにはいかないと思う。
私の言うことは、むしろフランスの意見に近いと思いますけれども、確かに経済あるいは文化が進めば管理通貨体制になるべさだと思います。なっていいと思うのです。しかし、いまの段階ではそれは早い。それはなぜかというと、国際的な、いまお話がありました協同化、計画化ということでございますけれども、なかなか協力体制もむずかしいし、特に計画体制はむずかしい。
○参考人(山際正道君) 第二点の不換紙幣と銀行券との関係でございますが、要するに、これは現在の通貨体制は管理通貨体制になっております。要するに、これが為替管理ではございまするけれども、外貨にかえ得るかどうかということ——まあ不換紙幣ではないということになっております。