2011-10-27 第179回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
十一月のカンヌ・サミットに向けまして具体的な各国向けのアクションプランを策定しなければなりませんが、その過程において、我が党自民党PTで提言を申し上げました二つ目の内容、これは具体的に中国人民元や韓国ウォンの最近の過小評価の問題に関して、管理フロート制からフロート制へ完全移行を加速するための不均衡是正措置について日本政府として着実な合意を得ることということを求めております。
十一月のカンヌ・サミットに向けまして具体的な各国向けのアクションプランを策定しなければなりませんが、その過程において、我が党自民党PTで提言を申し上げました二つ目の内容、これは具体的に中国人民元や韓国ウォンの最近の過小評価の問題に関して、管理フロート制からフロート制へ完全移行を加速するための不均衡是正措置について日本政府として着実な合意を得ることということを求めております。
○佐藤ゆかり君 今、一般的なお答えを、御答弁をいただいたという認識でございますが、実はドルペッグ若しくは管理フロート若しくはカレンシーバスケットを採用しているアジア通貨というのは、人民元もその範疇に広い意味で入りますけれども、そして香港ドル、それからマレーシア・リンギ、シンガポール・ドルなど、すべて、タイ・バーツもそうですけれども、広い意味でドルと連動性が高い通貨であります。
要は、ドルペッグをしていると、今回のドル安円高で引きずられて、全面的にペッグをしている、あるいは管理フロートでドルと連動しているようなアジア通貨に対しては日本円は全面的に高くなり、そして経済競争の中で全面的に負けるという構造になりつつあるわけですね。
その分類では、ここに、レジュメにありますように、変動為替相場制度から管理フロート制、ドルペッグ制、カレンシーボード制ということで、様々な為替相場制度が東アジアで採用されています。 具体的には、日本、韓国、フィリピンが変動為替相場制を採用しています。それから、管理フロート制を採用しているのはタイあるいはインドネシアなどです。
私も、今回の決定の本質は、バスケット方式の管理フロート制に元がなった。つまり、加重平均、ドルだけではなくて通貨の加重平均で、何らかの加重平均で管理フロート制を採用していると、それだと、そういうことであると認識をしております。
中途半端にペッグしたり管理フロートしたり介入しても、必ず民間の投資に破られるという考え方であります。 そうしますと、アジアの途上国なんというのは、とてもまだEUみたいな統合というのは大分先の話ですから、結局、自由フロートということになるんですけれども、この見解というのはもう議論が出たときからいろんな反論がありました。そんな極端というのはおかしいと。
ですから、こういう状況であれば、例えば短期金利なんかを引き上げて、いわば誘導するという施策を日銀はとったのでありますから、そういう手法でもって介入をいたしたのでありますから、そうすると今後急上昇に円が上がる場合には、逆介入するという場合があっていいのではないか、管理フロートですから。そう私は判断するのでありますが、そういう場合にはそういう用意があるのかどうか。
で、私は、非常にわかりやすく申し上げますと、一番左の極に固定相場、金本位から始まる固定相場、その次にいわゆる目標圏の相場制度、ターゲットゾーンですね、その次に管理フロートと申しますか、それから一番右の端にフローティング、完全フロートという四つの段階、いろいろニュアンスの差はございますけれども、大きく分けて四つあると思います。
このところ大量のドル売り介入を行っていまして、従来に比べ管理フロートの色彩を強めているんじゃないか、こういうふうに思うんです。日銀としては何らかのターゲットゾーン、こういうものを念頭に置いているのかどうか。また、その方向というのは好ましいのかどうか、あわせてこの際お伺いをいたしたいと思います。
やはり日本も、世界の経済体制をどう立て直すか、それから国際金融通貨体制をどう立て直すかということが現在非常に問題になっているわけで、現在は非常に浮遊した状況になっておりまして、IMFが実質的に機能を喪失した後に、七五年のランブイエのサミット会議と、それを受けて七六年のキングストンでのIMFの委員会において、要するに管理フロートでいこう、しかし管理フロートでいこうということは国際的に決まりましたけれども
フロートのもとでそういったことを考えることがいいのか悪いのかという議論はあるだろうと思うのですが、しかし、基本的条件を改善していくためには、お互いの協力を得ていくということになれば、管理フロートといいますか、そういったことも必要ではないかと思うわけです。
先般、これは間違いかもしれませんけれども、経済企画庁長官は管理フロートの考え方を出されたこともございました。しかし、それじゃ今度の総会に出られるについて新しい通貨制度の必要性を強調されるならば、何らかのわが国としての将来に対する考え方は持っておったのかどうか。
それとも、お聞きするところによりますと、宮澤長官は、通貨安定策のローザ構想よりももっと緩やかないわゆる管理フロート制というふうなものを積極的にお考えになられておる、こういうふうに聞いておるわけでありますが、その辺の御見解をお聞きしたいと思います。
私たちから言えば釈然としない感じがするんですが、大臣がおっしゃるように、そういう表向きの意向表明とは別に、ドルがどんどん下がっていくということについての新しい危機意識というか、認識が深まっているとするならば、いまが、先ほど来から触れられている管理フロート制といいますか、変動相場制の新しい構想、そういうものを積極的に提起しリードしていく役割りを果たすことがいいと、必要だというふうに大蔵大臣のお考えというのは
あるいは宮澤経企庁長官も、大蔵大臣に先立ち、そういう意向の表明をなされているわけですが、日銀当局としては、この経企長官なり大蔵大臣なりがまだ意向として表明されたにすぎませんけれども、確とした当局の政策として出されたわけではありませんけれども、いわゆる一種の管理フロート制というようなものの是非について、まあかつてのローザ構想では不十分であって、それをさらに拡大した形での管理フロート制、こういうものが必要
○参考人(森永貞一郎君) 実はその管理されたフロートという言葉は、私どもは使ってないわけでございまして、まあいわば新聞用語とでも申し上げましょうか、恐らくその意味するところは、この乱高下的な為替変動に対処して時に介入することもあるということをとらえて管理フロートと言っておるような感じもいたしますが、どうもこの言葉の語感が少し誤解を与えるような感じがいたします。
それから、いわゆる言われている管理フロート、こういうものはどういうふうな姿であるべきなのか、これはなかなか発表することはむずかしいかもわかりませんけれども、今度もウィッテフェーン専務理事は、「黒字国はインフレ再燃を招かない範囲で総需要の拡大を図るべきである。また、長期資本輸出や開発援助の拡大並びに必要な範囲での為替相場の上昇により調整を行うべきである。」
もう少し具体的に申しますならば、いわゆる管理フロート的なやり方、あるいは完全クリーンフロート的なやり方、これがある程度並行した議論が行われたというふうに了解いたしておりますし、また黒字国責任論と赤字国責任論が、ひとしく双方において努力すべきである、こういうコミュニケも途中段階で出されておりますので、これまた平行線ではないかということでございまして、私どもが当初懸念いたしました黒字国にすべての責任を押
言うなれば、過去の体制の崩壊と言ってもいいわけでありますが、先ほども少し固定相場制へまた帰るのかというようなお話もございましたけれども、これからは管理フロート体制と、こう言われておりますが、これが果たしてどのようにお互いに各国がやっていけばうまく運用されていくのか。と申しますのは、やっぱり一九三〇年代にはやはりその管理フロート体制が惨たんたる失敗に終わっている過去に例があります。