1950-03-10 第7回国会 衆議院 法務委員会 第14号
○猪俣委員 その町会議員の中で、笹沼一家と反対の町会議員があるでしよう。みな町には何派々々とある。ある有力者がおると、賛成者もあるかわりに反対者もあるというこは、あなたは町長だからおわかりだろうと思うが、笹沼一家という有力者がおるわけだが、それに反対の町会議員はありますか。
○猪俣委員 その町会議員の中で、笹沼一家と反対の町会議員があるでしよう。みな町には何派々々とある。ある有力者がおると、賛成者もあるかわりに反対者もあるというこは、あなたは町長だからおわかりだろうと思うが、笹沼一家という有力者がおるわけだが、それに反対の町会議員はありますか。
○猪俣委員 反対側の人だとすれば、深尾委員をやめさせることは、笹沼一家は賛成だつたわけですね。理由も言わずに罷免することについて、それが多数決になるということは、深尾委員が笹沼一家に反対であるという立場が非常に動いたのじやないか。言いかえれば笹沼一家に対して反対である深尾委員に対して、簡単に笹沼の意思のもとに動く町会議員が多かつたということになるのじやないか。その辺を率直に言つてください。
○猪俣委員 そうすると、込山と小口と、この笹沼一家の関係は、どつちがじつこんであつたと思うのか、どつちがより懇意であつたと思うのか。込山と笹沼一家の関係と、小口と笹沼一家の関係はどつちが近かつたのか。
第四、ボスの影響力、喜連川の富豪笹沼一家の伝統的経済並びに社会的勢力は、町の行政その他の面に今日なお相当の影響力あることを認む。 以上をもつて調査の結果の概要の御報告を終りまするが、証言の食い違い等もありますので、いずれさらに調査をなし書面をもつて御報告いたしたいと存じます。