1968-04-18 第58回国会 衆議院 決算委員会 第9号
三三五号は、東京第二工事局で、四十一年九月の水害を受けた大月−初狩間第一笹子川橋梁付近の災害復旧の施行するにあたって、鉄筋コンクリート擁壁打設用木製桟橋や制水堤に使用する材料、その運搬距離、作業の困難度等を過大に見込んだなどのため工事費が高価となっていると認められるものでございます。 次に、改善の意見を表示した事項について説明いたします。
三三五号は、東京第二工事局で、四十一年九月の水害を受けた大月−初狩間第一笹子川橋梁付近の災害復旧の施行するにあたって、鉄筋コンクリート擁壁打設用木製桟橋や制水堤に使用する材料、その運搬距離、作業の困難度等を過大に見込んだなどのため工事費が高価となっていると認められるものでございます。 次に、改善の意見を表示した事項について説明いたします。
本県における災害河川は笹子川を含む桂川水系と、日川、笛吹川を含む富士川水系とに大別できるのでありますが、特に本県は東京、神奈川等の大消費地に近接いたしておりますため、これらに対する建築用材、薪炭の搬出供給による、戰時以来のこれら両水系水源山地に対する濫伐は著しいものがあるのであります。
山梨県における災害河川は、笹子川を含む桂川水系と、白川、笛吹川を含む富士川水系とに大別できるのでありますが、いずれもその水源は急峻な山岳に囲まれ、しかもそれらの山地はおおむね山梨県特有の御坂層、小仏層のごとき特殊の風化地質でありますため、各河川とも土砂の堆積はなはだしく、年々災害をこうむつておるのであります。
山梨県の災害につきましては、今年は比較的少かつたのでありますが、それでも、笹子川、桂川あたりは、山梨県としては本年は非常にひどかつた川でございます。
すなわち大月中繼所から西の方三キロないし十三キロの間におきまして桂川、笹子川の増水氾濫によりまして、山がめちやめちやに崩れまして、道路決壊を起し、この間のケーブルは流失、切斷、浸水いたしまして、一擧にして百八十囘線の疏通が杜絶したのであります。