1949-05-19 第5回国会 参議院 在外同胞引揚問題に関する特別委員会 第27号
笠原証人はこう述べております。これはその話しておることが直ぐ吉村隊長の身に入つてしまうという状態でありまして、そのスパイ網というものは各班内に拡がつておりました。それに極度の個人主義、自分だけしか信用できないというような状態に置かれたのであります。十三日の速記録十二ページであります。更に如何に隊員がおののいていたかということについて酒井幸次証人はこう述ベております。
笠原証人はこう述べております。これはその話しておることが直ぐ吉村隊長の身に入つてしまうという状態でありまして、そのスパイ網というものは各班内に拡がつておりました。それに極度の個人主義、自分だけしか信用できないというような状態に置かれたのであります。十三日の速記録十二ページであります。更に如何に隊員がおののいていたかということについて酒井幸次証人はこう述ベております。
ここに前三日間におきますところの笠原証人並びに酒井証人、池田証人等の証言と喰違つて参りました。この点は非常に重大な問題でありますので、委員会といたしましては、國会の権威にもかかる問題でもあるし、この際成規の手続を経てこのいずれが僞証であるかという点についての調査をいたしたいと考えるのであります。各委員には御異議ございませんですか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
先程述べましたように、本日たまたま、前の笠原証人或いは酒井証人或いは池田証人等と渡邊証人の証言の喰い違いにつきましては、成規の手続を以てこれが調査をいたすということにいたしまして、本日は委員会を閉じたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
各委員に御報告いたして置きますが、先程笠原証人が病氣になつたのですが、只今直りまして出席しても差支えないという申入れがございますが、如何取計いましようか。
○理事(岡元義人君) 尚この際告発者である笠原証人同席しても差支えございませんか。 〔「差支えない」と呼ぶ者あり〕 〔証人鎌谷參司君、同君島甚五郎君着席〕
○理事(岡元義人君) では笠原証人の証言を求めます。笠原証人に証言を求めますが、笠原証人が告発いたされましたこの告発状は、我々は見ておりますけれども、尚具体的に誰と誰がどういう工合になつたのだということを附加えられて詳細に述べて頂きたいと思います。
その次は、事件の原因経過の段で、笠原証人が告発に至るまでの経緯、それから次が告訴状に示されたる事実、これについては、長谷川証人、原田証人、笠原証人、酒井一郎証人。その次が鎌谷証人、君島証人、池田証人、阿部証人、堀金証人、酒井幸次証人、小峰証人、清水証人。それから事件の原因及びその結果。