具体的には、外部の広報アドバイザーを活用することによる競輪・オートレース事業の戦略的PR活動の実施であるとか、あるいは世界的に優秀な自転車競技のコーチを招聘することによる競輪学校の学生の指導力の向上であるとか、あるいは外部の有識者から構成される評議員会を開催することによる民間の経営ノウハウの導入などがやりやすくなるというふうに考えております。
しかし、本当にコンペティティブな地位にある選手は大体その一割弱だというふうに言われておりまして、いわば競輪学校に入って卒業するまでは大変厳しい訓練でございますが、入った後はややもするとサラリーマン化しているというか、そういう傾向があるようでございます。そのことがやはりファンにも伝わりまして、新たなファンの開拓ができない、緊張関係が生まれないということにもなってくると思います。
ここまで、やはり競輪の選手というのは、まずは、賭博があるからこそこういうふうでなければいけないという教育を受けます、一年間競輪学校で。そういう賭博という前提で教育をしっかり受ける、不正がないように。なおかつ選手になってからは、宿舎から電話から食べ物から買い物までかなり厳しい制限を受けて初めてこういうことが成り立っている。それでもまだ文句が出ている。
それから一般会計、先ほど選手の訓練その他と申し上げましたけれども、こちらは競輪学校の改修、増改築等の準備もございますから、事務費の準備金と合わせまして約二十億ということになっております。
○柳川政府委員 サイクルスポーツセンターは、自転車振興会の関係の方で御設置されておるサイクリングのスポーツセンターでございますし、その中には競輪の選手養成のための競輪学校の所管の施設がございます。その施設を利用いたしまして、スキー、バレーボール、漕艇等の関係の強化合宿がここで行われております。
あるいは競輪学校における教育、訓練によりまして人格形成に主眼を置いた教育をやらせる、さらに選手の訓練は各自転車競技会を中心として、常に既成選手についてもその訓練につとめているというようなことをいろいろやっておる次第でございます。
また、選手のほうにおきましても、落車、転倒ということは、選手自身の問題でもありますが、やはりレース展開のしかた、選手の心がまえ等にもよりますので、この点は、選手会を通じまして、また競輪学校で再訓練をいたしておりますので、その機会を通じて、事故のないように指導してまいりたいと思います。
○西説明員 現地調査をいたしましたのは第一回、第二回、第三回とございまして、第一回は大井競馬と花月園競輪、それから第二回は大井オートレース場と平和島のボートレース場、それから第三回は府中の競馬場と京王閣の日本競輪学校でございます。
三十三年の選手訓練についての費用でございますが、これは私ども考えますのに、選手の訓練ということは、ただ競輪学校へ入れて何日間か再訓練をするとかいうことだけでなく、何と申しますか、プロ選手として十分素質を向上するというようないろいろな施設がありますから、その施設に対して出しておる経費を入れまして、三十三年度においては一千九百二十万七千円ということに相なっております。
選手は従来競輪学校等に入りまして、選手としての教育を受け、また、選手心得というものを体得して行動するわけでございます。選手心得あるいは選手のそういった心得といたしまして、宿舎に入って、競技に参加するために宿舎に入っている間は、外部との関係は、特に承諾といいますか、許可といいますか、監督者の了承を得てやるということになっておるわけであります。
ただ、選手につきましては、現在登録前に競輪学校に入学して一応教育を受ける、それからいろいろ関係法規を習熟し、また、競技上の注意事項も受けるわけでございます。その中に選手の心得というのがございますが、いろいろ選手として心得べき事柄が書いてございますが、その中に合宿中は、たとえばみだりに外出を許可を受けないでしてはならないというようなことになっております。
そこで再訓練の問題は、先般申し上げました競輪学校を利用して再訓練するとか、あるいは地方の選手会、あるいは振興会を通じてそういう選手の再訓練、あるいは教育を十分にするとか、そういうようなことを考えなければならない、かように考えております。