2001-04-12 第151回国会 参議院 国土交通委員会 第8号
○政府参考人(安富正文君) 先ほど先生からお話がございましたように、昨年十月の事故調査検討会の報告書におきまして、いわゆる競合脱線ということで事故原因をある程度推定しまして、いろんな対策を講じているところでございますが、さらにこの報告書の中で、急曲線における低速走行時の安全性をさらに向上させる必要があるということから幾つかの検討課題の指摘をいただいているところでございます。
○政府参考人(安富正文君) 先ほど先生からお話がございましたように、昨年十月の事故調査検討会の報告書におきまして、いわゆる競合脱線ということで事故原因をある程度推定しまして、いろんな対策を講じているところでございますが、さらにこの報告書の中で、急曲線における低速走行時の安全性をさらに向上させる必要があるということから幾つかの検討課題の指摘をいただいているところでございます。
そこで、日比谷線の脱線事故の原因につきましては、これまでの報告書を伺いますと、車両と線路の構成条件が複雑に絡み合って発生した競合脱線というふうに指摘をされていると理解しておりますが、さらにその後、問題点についても究明を続けていらっしゃるということでございますので、現時点でどのように原因を特定しておられるのか、この点について伺いたいと思います。
よく鉄道でもありましたけれども、競合脱線というのがある。そのときは雨が降っていたんだとかレールがぬれていたんだと、速度も少し余分であったというふうに原因者を特定をしないためにたくさんの理屈、データをつくるわけであります。それで、その苦労が続くものですから本当の意味の事故対策が忘れがちになってしまう。
貨物列車がときどき競合脱線をする。やはり線路の状態がよくないからである。それから、大臣は案外ローカル線にはお乗りになっていないかもしれませんが、線路が悪いために、あるいは車両が十分でないために時速三十キロ前後の運転しかできない。しかも、都市圏輸送で言えば、通勤輸送の需要は高いけれども一、もう国鉄の能力は限界に来ておる。 申し上げれば際限がございませんが、いままでの公共投資が非常に偏在をしておる。
これは船体が悪いわけでもありませんし、船長の操船上の問題ミスもありませんというふうに、鉄道の事故の用語で言いますと、競合事故、競合脱線というふうにつくられているわけです。これはどこも、だれも責任を負わないでいい結論になっています。こういうのが車両あるいは船でも、その他でもそうでありますが、交通関係の事故をまとめるときによく使われる手であります。
そういう中において最近では軌道の保守近代化の面でも見られるように、計画的な投資、機械化あるいは定期修繕体制とか作業の問合い、そうしたもの等でもいろいろと問題があって、最近はスピードアップ化あるいは通トンの増大とか、こんなことでPの値が非常に悪いというのであちらこちらで、競合脱線の場合は車両の関係もいろいろあるでしょうけれども、いろいろ話題が出ています。
われわれの記憶では、いわゆる貨物の競合脱線というのが発生しておるわけでありますが、この競合脱線についてなかなか原因がわからない、こういうことをわれわれも現状としてとらえておるわけでありますが、競合脱線とタンク車、こういう点を考えますと、この韓国の大爆発というのは必ずしも日本では絶対起こらないという保証はない、このように私は考えるわけでありますが、この韓国の大爆発に関連して国鉄の現状はどうなのか、ひとつ
○目黒今朝次郎君 そうしますと、四千両から車が走っておって、毎年三件ないし四件の競合脱線があると。皆貨車ですから、客車じゃありません。貨車が競合脱線があると。
○説明員(尾関雅則君) 最近五年間におきます貨物の競合脱線の推移を申し上げたいと思います。 四十七年度に三件、四十八年度三件、四十九年度五件、五十年度四件、五十一年度七件の競合脱線が起きております。
○説明員(尾関雅則君) 競合脱線につきましては、最近もしばしば発生をして御心配をかけておるわけでございますが、世界の鉄道で貨車が多数の原因が競合して脱線するということがしばしば発生をしております。これは鉄道関係の一つの大きな課題でございまして、国鉄といたしましても過去十年前からこれの原因を究明すべく、研究所を中心とし狩勝峠で大がかりな実験を行いながら原因がだんだんはっきりしてまいっております。
○目黒今朝次郎君 まあ、そういう心構えはそれなりにわかるんですが、そうは言っても、たとえばいまだに貨物列車の競合脱線などもあるわけですが、ああいう競合脱線対策などについては、合理化と切り離しながら特段の取り組みをしないと依然として脱線の危険性があると、こういう問題についてはどういうお考えですか。
○尾関説明員 御指摘の貨物列車の脱線は、いわゆる競合脱線と言われているものに属しておりまして、平たく申しますと多数の原因が重なり合って起こるということでございまして、これは現在技術研究所を中心にいろいろな研究実験を行って、真の原因と対策を解明しつつあるところでございます。
特に貨物の競合脱線について事例を挙げて御指摘でございますが、担当理事から申し上げましたように、貨物についてはなお事故が絶えませんので弱っておるわけでございますが、たとえばつい先般も北海道の試験線で人為的に貨物の脱線という現象をつくり上げまして、それをいろいろ研究材料にするという大規模実験をいたしております。
競合脱線とかいうような言葉は何も原因がわからないことの理由にはならないのです。わからないものをみんな競合脱線だなんて言って逃げてしまうのですね。実際これは国労の酒田支部でもって昭和四十九年の十一月二十三日に、いろいろな地域の人々と一緒に現地調査をしているのですね。そうしたら、犬くぎが二十一本手で抜ける状態だったというのです。不良枕木が百十九本もあったというのです。
このほかに、線路の方の防備としまして、私どもは脱線をしやすいと思われますような個所につきましては、いずれの線につきましても脱線防止レールというものを取りつけておりまして、いわゆる競合脱線等で狩勝でいろいろな実験をいたしておりまして、その経験に基づきまして、起こりやすい車と線路とのかかわり合いの条件のようなところにつきましては、脱線防止レールを現在つけております。
ただ、従来競合脱線という名前でいわれているものは、それはそれなりに国鉄の、私どもはこれは鉄道に関する限り日本最高の技術陣であり、長い伝統を持った人たちの集団であると思いますけれども、その人たちが良心的に考えて、そして出しておる結論であると思います。
○山岸説明員 競合脱線というのは、私どもといたしてはできるだけそういうことばを使わぬで済むように、技術屋として最大限の努力を払って原因を究明すべきものと考えております。ここのところ、年間十件ぐらい四十四、五年にはあったものがまだ残念ながら年間三件ぐらいこのことばを使っているということは、鉄監局長の御期待にもかかわらず、まことに残念だと思います。
こういうところのいろんな積み重ねで動揺が起きたり、あるいは競合脱線が起きたり、こういうものの積み重ねが運転事故につながっていると、こう私は理解するんです。ですから科学的にどうのこうのと言う前に、こういう最も基礎になる線路状態を置くべきかどうかという姿勢の問題だと思うのです。姿勢の問題、その点はいかがですか。
三分間論争やる前に、一万二千両の競合脱線の可能性ある列車が走っているではありませんか。一万二千両ですよ。ワム九〇〇〇〇。そういう条件を乗務員に与えておって、乗務員に死ねというんですか。線路を歩いて悪いというなら、最終の判断は乗務員が持っているという点を確認していいですか。減速するにしても、速度調整するにしても、集中豪雨が降った際にも、乗客の安全を守るのはだれなんですか。
そうすると、列車脱線、それは競合脱線であろうなんて簡単に片づけて、競合の原因は何だというような究明ができない。だからこの三月二十二日にも、私は、事故の原因と責任についてきちっと整理するために、やはり外部にでも何でも委託してやれということを総裁、副総裁に言っているのです。あなたは何もこれに対しては答弁してない。原因不明の事故というのはたくさんあるのですね。
○久保(三)委員 ATCばかりじゃなくて、競合脱線の問題も部内で検討を加えられることもやっておられると思うのですが、やはり外部の力もこの際は謙虚に使ったらどうかというのが私の提唱なんですよ。そういうものも受け付けないで、何か国鉄の秘密のベールみたいにとられたのでは、あなたらも不本意だと思うのだ、一生懸命やっているのに。井上副総裁、それをわからないのだ。そういうことじゃ困る。
○山岸説明員 たとえば競合脱線というような問題を先生からもお話がありましたけれども、私ども競合脱線ということばに対しまして満足しているものでは決してありません。むしろ技術屋といたしましては、競合脱線ということばは恥ずかしいことばだというふうに理解し、また私どももみんなその気持ちで当たっておるのでありますけれども、現段階におきまして、やはりこれで脱線するのはわからぬというものがあるわけであります。
○山岸説明員 古河−野木間におきます途中脱線事故につきましての原因でございますけれども、私どもまだ競合脱線であるということは、その疑いがあるということは気持ちに持っておりますけれども、発表いたしておりませんので、調査中でございます。
しかし競合脱線というたくさんの原因が集中してあらわれた脱線であって、特定な事故原因というものがわからないというような発表をされた。これはまさに国鉄の責任である、こういうふうなことの重大なものが内容として国会議員に全部配付されておるわけでありますが、この総点検の意思と、東北本線徐行及び間引き運転をもしようという決意に至った九月二十四日の事故の原因を、要点をひとつお答え願いたいと思います。
もう少し在来線は、上下動とか左右動ぐらいはいいですけれども、あれが今度は競合脱線と同じような条件があったらどうなるんですか。
こういう競合脱線の場合は、レールあるいは車両の構造あるいは積み荷のバランス等のいろいろな条件が重なって起きるんじゃないかと思うのですね。そういうわけで、そういう線路の保安とかそういうことも大事でありますけれども、もう一つには、車両の構造という問題から考えていくならば、いま二軸車を廃止しましてボギー台車に取りかえるということも、これは進めていかなくてはならないじゃないかと思うのです。
なお、あの線路は、今度は通勤線に変わってくるわけでございまして、全面的に現在あの線路を補強している実は工事のまっ最中でございまして、その工事の中の一つとして深夜の作業をやり、その手直しをやっておったという意味でございまして、たまたま鶴見事故と非常に近い場所でございましたが、鶴見事故の全く原因不明の競合脱線とは相当趣が違って、原因ははっきりしてくるのじゃないかというふうに思っている次第でございますが、
ある程度競合脱線かもしれない。そういう点からいいまして、その米島さんという方はどういう経歴があるかというと「昭和十五年に国鉄に入って保線ひと筋。最後は盛岡保線区の軌道作業長兼検査長で、四十四年にユニオン土木入りしたベテラン。」ベテランが水準器によってレールの高低を確認しておる、こう言っておる。それはうそかほんとうかわかりません。うそならこれは手抜きですよ。
競合脱線と申しますのは、これは一つ一つ——車両は車両、速度は速度、偏積は偏積、レールはレール、一つ一つとってみても、長い国鉄の経験の中で、これでは脱線するはずがない。脱線限度以内に必ず入っている。いながら、そういうデータがありながら、なお脱線という現象が起こるわけです。
まだ正確にはわかりませんが、いわゆる競合脱線というものではなくて、ちょうど脱線いたしました現場付近を線路の工事を深夜やっておりました。それのあと始末の仕事をしておったようでございます。その線路保守に異常がなかったかどうか、並びに脱線いたしました貨車、これはワムの六〇〇〇〇型式という貨車でございますが、この貨車にはたして異常がなかったかどうか、これを現在取り調べ中でございます。
このことについて、その後も新聞の報道を通じてもおわかりのように、ほんとうに国民がぞっとするような大きな事故を誘発する——これは事前に防がれた問題、あるいは先般の鹿児島本線における土砂くずれ、あるいは競合脱線、そして以前から指摘されておりましたような踏切における紀勢西線、これはついに運転士は死亡し、そして乗客六十五名がけがをするなど、こういうような国鉄の安全に関連する問題、これを脅かすような事故が次々
この事故についてでありますけれども、新聞の報道では、よく当局のいわれている競合脱線というのですか、というふうな形の新聞報道がなされて、競合脱線とはレールのわずかなゆがみ、車両のすべり方、積み荷のバランスなど、いろいろな要素がかみ合って起こる事故脱線、こういうふうな解釈が載っているわけであります。