1998-04-07 第142回国会 参議院 文教・科学委員会 第12号
○阿部幸代君 次に、研究予算の重点化とかあるいは競争的資金の配分ということに関して質問したいんですけれども、朝日新聞紙上に大変興味深い紙上討論というか紙上対談が載っていました。テーマは地震研究です。 日本の地震予知計画がスタートして三十三年になるそうですが、東大理学部助教授のロバート・ゲラーさんによりますと、日本の地震研究の予算はアメリカより多いのに、日本の地震学の研究レベルはおくれている。
○阿部幸代君 次に、研究予算の重点化とかあるいは競争的資金の配分ということに関して質問したいんですけれども、朝日新聞紙上に大変興味深い紙上討論というか紙上対談が載っていました。テーマは地震研究です。 日本の地震予知計画がスタートして三十三年になるそうですが、東大理学部助教授のロバート・ゲラーさんによりますと、日本の地震研究の予算はアメリカより多いのに、日本の地震学の研究レベルはおくれている。
○吉井委員 せんだって、三月十一日、これは委員会は異なりますが、科学技術委員会で私は紹介したのですが、プロジェクト研究費とか競争的資金でない普通の経常研究費で非常に大きな成果を上げている例というのは、相当多くあるわけです。 一例を挙げますと、通産省の大阪工業技術研究所で八年間の経常研究の積み重ねでPAN系の炭素繊維の開発に成功して、科学技術庁長官賞を受賞した。
シーズを育てるだなんだという議論も、やはりこういうところを本当にしっかり進めて、大体この経常研究費でうまく出たものについてはどかんと、さっきおっしゃった競争的資金だとかさまざまなプロジェクト資金が出てくるのですよ。しかし、それは成果が上がってからの話なんですね。
○堀内国務大臣 科学技術の基本計画、平成八年七月の閣議決定においては、国の基礎的、独創的な研究開発を推進することが重要と指摘をされておりまして、こうした指摘を踏まえて、当省としても競争的資金の拡充や基盤的資金の充実等、多元的な研究資金の拡充は図ってきておりまして、あと具体的にはいろいろと数字もあるようでございますので、政府委員から御説明を申し上げます。
競争的資金の拡充等による基礎研究の推進といたしまして、産学官の連携により重要な基礎研究等を推進するための科学技術振興調整費に二百七十億円を計上するとともに、戦略的基礎研究推進事業、創造科学技術推進制度等の基礎研究制度を推進することとし、六百七十六億六千四百万円を計上いたしました。
○吉井委員 さっきの、競争的資金について大幅な拡充とか、重点的資金について拡充とか、基礎的資金充実。その基礎的資金が経常的研究費のことなのですが、前段の方に別にけちをつけたことを言っているんじゃないのです。だけれども、経常研究費が悪平等だ何だという議論じゃないのですよ、本当に少な過ぎるんですよ。
それで、これは少し伺っておきたいのですが、競争的資金については大幅な拡充ということを言っているわけですが、競争的資金というのは戦略的基礎研究推進制度に基づくもので、これは、九六年度の百五十億円これを一としますと、九八年度は二百七十四億円余りですから、一・八倍ぐらいにふえているのです。
このため、基礎研究については、競争的資金の拡充を中心として、その強力な推進を図ってまいります。 とりわけ、国が設定した戦略目標のもと、省庁の壁を越え、あらゆる分野の研究者に開かれた研究制度である戦略的基礎研究推進事業を拡充するとともに、科学技術振興調整費を拡充し、開放的融合研究推進制度の創設等を推進してまいります。
競争的資金の拡充等による基礎研究の推進といたしまして、産学官の連携により重要な基礎研究等を推進するための科学技術振興調整費に二百七十億円を計上するとともに、戦略的基礎研究推進事業、創造科学技術推進制度等の基礎研究制度を推進することとし、六百七十六億六千四百万円を計上いたしました。
こうした競争的資金による研究開発課題について、従来もちろん評価が行われていなかったわけではありません、課題選択の際の審査で事前評価は相当厳正に行われてきたのではないかと思いますけれども、「むつ」の例をお挙げになりましたが、研究の中間評価とか終了後の事後評価というものが必ずしも十分ではなかったのかな、こういうふうに思っております。
科学技術基本計画では、平成八年度より、本格的に導入された公募型研究等にかかわる競争的資金の拡充を図るものとしております。この結果、公募型研究の予算は九年度においては七省庁五百六十九億円に達しておりますが、これらの予算についても厳正な事後評価が必要であることは言うまでもないと思うわけです。
一方におきまして、科研費その他、いわば私ども総括して競争的資金というような言い方で言うわけでございますけれども、競争的な資金の拡充についてもあわせて努力してまいってきているところでございます。 何分にも全体的な財源が限られておるということでございます。その中での資金配分をどう考えていくか、これは非常に重要な課題でございます。
さらに、情報通信技術の研究開発については、一層その取り組みを強化することとしており、重点的に推進すべき研究開発プロジェクトを早急に実施するとともに、産学官の連携の強化、競争的資金の拡充等、総合的な研究開発体制の整備を推進することとしております。
例えば、基本計画に掲げておりますけれども、競争的資金の拡充という点でございますが、例えば科学技術振興調整費というものにつきましては、今年度の二百十五億円から二百四十九・五億円への拡充とか、文部省におきます科研費、科学研究費補助金につきましては一千十八億円を千百二十二億円でございますとか、さらには特殊法人等が出資金を活用しまして公募方式によります基礎研究の推進につきましては三百二十億円のものを五百六十九億円
この予算案によりまして、科学技術基本計画に掲げた具体的な施策を強力に実施していかなければならないわけでありますが、例を申し上げますと、若手研究者への活躍の機会の提供等を図るほかに、競争的資金の拡充として科学技術振興調整費、あるいはまた科学研究費補助金、特殊法人等の公募方式等による基礎研究推進制度の経費を拡充することなどいたしております。
さらに、情報通信技術の研究開発については、一層その取り組みを強化することとしており、重点的に推進すべき研究開発プロジェクトを早急に実施するとともに、産学官の連携の強化、競争的資金の拡充等、総合的な研究開発体制の整備を推進することとしております。
また、競争的資金の積極的な導入を図り、バイオ、情報・通信等重要技術分野につき、公募・競争を通して有望なテーマに資金を重点配分する「競争特研」制度を創造いたします。また、脳科学研究、地震調査研究等省際的な研究テーマについて、各省連携して研究開発を行う「各省連携・共同プロジェクト枠」を設ける等、国立研究所における創造的研究開発を進めてまいります。
基礎研究については、競争的資金の拡充を中心としてその積極的な推進を図ることとし、国が設定した戦略目標のもと、大学、国立試験研究機関などを広く対象として研究を行う戦略的基礎研究推進事業を強力に推進するほか、科学技術振興調整費などを充実強化してまいります。
まず、競争的資金の拡充等による基礎研究の推進といたしまして、大学、国立試験研究機関等から課題を公募し実施する戦略的基礎研究推進事業に二百四十億円を計上するほか、産学官の連携により重要な基礎研究等を推進するための科学技術振興調整費に二百四十九億五千万円を計上するとともに、創造科学技術推進制度等の重要な基礎研究推進制度を推進することとしております。
基礎研究については、競争的資金の拡充を中心としてその積極的な推進を図ることとし、国が設定した戦略目標のもと、大学、国立試験研究機関などを広く対象として研究を行う戦略的基礎研究推進事業を強力に推進するほか、科学技術振興調整費などを充実強化してまいります。
まず、競争的資金の拡充等による基礎研究の推進といたしまして、大学、国立試験研究機関等から課題を公募し実施する戦略的基礎研究推進事業に二百四十億円を計上するほか、産学官の連携により重要な基礎研究等を推進するための科学技術振興調整費に二百四十九億五千万円を計上するとともに、創造科学技術推進制度等の重要な基礎研究推進制度を推進することといたしております。
特に、競争的資金の拡充を初めとする創造的、基礎的研究の強化など、重点的、効率的にこうした資金配分に努めてまいりたい、かように考えております。よろしく御指導お願いいたします。