1953-03-13 第15回国会 衆議院 運輸委員会 第26号
利子補給法が御指摘のように日本海運の国際競争力を培養するという観点から見ますと、はなはだ矛盾する点があるわけでございますけれども、一面においてこの両制度実施によつて、国家的支出を少しでも減らすという観点から見ますならば、十二條、十三條のような行き方が是認されるのではないか、かように私ども解釈いたしております。
利子補給法が御指摘のように日本海運の国際競争力を培養するという観点から見ますと、はなはだ矛盾する点があるわけでございますけれども、一面においてこの両制度実施によつて、国家的支出を少しでも減らすという観点から見ますならば、十二條、十三條のような行き方が是認されるのではないか、かように私ども解釈いたしております。
金利を引下げて国際競争力を付与することを重要なねらいといたしておるのであつて、損失補償制度が、船主の市中金融機関からの借入れ能力に国家がてこ入れしようというのとは、ねらいが違うのであります。従つて利子補給を停止することは、それだけ国際競争力を低下させることになり、利子補給制度の目的に矛盾することになつて来ると思うのでありまするが、この点につきまして第三番目に承つておきたいと思います。
、現在海運の輸送能力を育成しようというような点から、いろいろな事柄が各方面から要望せられておるのでありますが、それは極力私たちといたしましては将来の日本の発展のために、海運を育成して行かなければならぬ、そのためにはどうしてもやらなければならぬ、こういうふうに思つておるのでありまして、おそらくこれについては運輸当局もそれと同じ気持を持つておられるのではないかと思うのでありますが、そういたしまして国際競争力
そうすると同一品種に対する持株の制限であつて、競争力の制限になるというような御見解のようでありまするが、私ども実情について考えますればそういうふうにほうつておかれれば、だんだん企業が弱体化いたしまして、競争力を持つどころか、競争力を喪失する立場になるものを、従来の中間材料を供給しておるという因縁から、いろいろな手をもつてそれをサポートして行くということをはかるわけでございますから、私はむしろこれは競争力
第二には、綿製品価格を競争力あるもの、しかも安定した水準に維持するということも必要である。第三に、原料綿花の輸入について各国の業者が採算上輸入を希望してないようなものも、現在の世界の趨勢から申しますと、各国の貿易協定の円滑な運営を可能ならしめるためには、必要な場合には業者の共同行為によつて、これを輸入する措置が講ぜられて、すでにそういう例もあるのでございます。
その影響につきましては、私どもとしては、この経済の底の浅い、弱体化されたときについては、むしろあらゆる手段をもつて安定をさせて、国外に対する競争力もこしらえて行くというのがほんとうじやないか、これはあるいは違う見解をとられる方もあろうと思いますけれども、こう考えるわけでございます。
何と申しましても、国際競争力を十分持つた優良な品物が出て行くことが必要でございますので、その点に対しましては、国内産業の振興についてあらゆる努力をいたしておる次第でございますが、今度はまた法律の方面におきましても、今御審議を願つておるように、たとえば輸出入銀行法が改正になりますと、東南アジアにプラント輸出をいたしまして、あそこへ投資ができることになつております。
船価が、造船船価が非常に高いという理由は、鉄鋼価格が世界でも最高水準ぐらいに高いということでございまして、これは当然に国際競争力に堪えて行くためにもやはり国際的な価格内まで引上げられるための努力が政治の上で図られて然るべきであります。造船川鋼材に対する価格補給金、こういう問題も考えられていいのではないかというふうに思うわけでございます。
これは主として技術が遅れておるためでありまするが、それから又金利が高いとか、かかる国際の競争力は極めて弱い現状になつております。これらの問題を一貫して考えますると、現在の通商政策面において取引しておる各国別の市場を検討し、又今後の見通しを立てましても抜本塞源的な好調というものは現状においては到底望み得ません。
日本のように一、二の個人的なものが経済的な権力を集中しておるというようなことがないときにおいて、ただ単に共同行為を制限して、むしろ競争力を必要以上にマイナスにして行くというふうなことをねらつた独禁法とは、私はねらいのポイントが違うと思う。そういう意味において、日本の法制はアメリカの法制よりかはるかに峻厳なものである、こういうことを総括的に考えておるのであります。
これがまあ国際競争に日本が出て行く上において非常に大きな競争力の減殺となつておる。例えば船の問題など最もそれを端的に物語つておりますが、イギリスも日本と同じように戦時中は商船を多く失いました。併しそれに対して政府は戦時補償をやつたのである。
されておるが或いは減収になつておるが、間接税におきましては相当の増収が見込まれておるというような状況、今申しましたいろいろなことを考えてみまするというと、この減税の方向というものは、国民の消費力或いは国内市場を大きくして日本の資本主義が、先に申しましたような困難に逢着しておるのを打開して行こうというようなほうへは向いておらないというふうに考えるわけでありまして、むしろこういう減税の力点は海外市場における競争力
これをもつとこまかくわけてみると、第一は、国際競争力を増強するため、国内の態勢を整備強化して、国際貿易上に受ける不利益を排除し、対抗的共同行為を容認すること、第二は、不況克服の対策として、企業協定や企業合同等により業界の再編成に役立てるとともに、過剰生産による需給の不均衡を調節して、価格のつり上げをはかり、企業の営利性を擁護すること、第三は、企業合理化の推進をはかるために業者共同行為を認め、コストの
第二の問題は、国際競争力とカルテルの問題であります。外国貿易に対する依存度の強いわが国におきまして、特に最近わが国商品の国際的割高が問題となつておりまする際に、安易なるカルテルの容認は、企業合理化の努力を停滞させ、従つてまた国際競争力を弱化して、輸出能力を一層減退させる結果をも憂えられる場合があるのであります。
をとつていたために、チヤーチルが政権をとつてから三百億ドル以上の外貨をふやしておるということで、イギリスも今国際収支の状態はかなり改善されて来ましたので、ここでやはりイギリスの輸入制限というものを緩和すると同時に、日本から物を買う制限の緩和をやろうというような方向に今来ておりますから、これがうまく行けば日本の貿易は今予想しているよりも今年はもう少し伸びるのじやないか、伸ばすためにもここで日本の海外競争力
○水田国務大臣 一応お説のようなことが言えるかとも思いますが、私どもはそうじやなくて、今貿易が自由にやれない、相手国に輸出入の制限があつたり、純国営的な貿易を行つておる国があるというような、非常に制限されたときであるからこそ、貿易伸張のためには、対外競争力培養の意味においてこういう道を開いてやることが必要じやないか。
対外的にいろいろな条件を同一にして競争力を増すというようなことまで禁止されるということでは、日本の経済活動が非常に弾力性を失うというようなことから考えまして、最小限の規制をここに加えて、対外競争力を増そうとか、あるいは国内における国民経済全体の安定をはかるために、ここに弾力性を与えようとか、そういう必要からこの独禁法を緩和しようということでございまして、産業民主化とう基本線をくずそうとか、あるいはまた
又各国等ともまだ条約等が締結されてない、そこで私どもは、繰返し申すようでありますが、いわゆる経済外交の強化、それと国内における輸出競争力の増加或いは商社の強化等に努めておることは御承知の通りであります。
但しよく申しまする通りその間に日本の何としてもコストを引下げて国際競争力を持たせたいというので、いろいろま諸施策を進めておるのでありまするが、さような考えの下に進んでおります。
大体カルテルというものは、いろいろな弊害を伴いがちなものである、関連産業や、あるいは中小企業、あるいは消費者というものに、究極的にいろいろな不利益をもたらすのみならず、その産業自体におきましても、合理化を妨げる、あるいは競争力を弱めるというような欠点を伴いがちなものでございますので、やはり今回の改正におきましても、このカルテルというものの、そういう弊害を伴いがちであるということの基本に立ちまして、いずれも
事業家が易きにつき、温室の中に閉じこもることによつて、国際競争力を弱めることになりはしないか。この点についての政府の御答弁を願いたい。 第七、消費者の利益を一体どうするつもりであるか。生産力不足のときには売手市場で、消費者たる国民大衆は収奪されて参りました。
それから、不況の切抜けのためにカルテルを認める場合にいたしましても、これは企業の合理化が弱くなりますれば国際競争力に堪えないのは当然でございます。そこで、企業の合理化についてそういう措置を怠つている場合には、これは許さないことに相成つておりまするし、私どもは、不況対策の場合においても、又合理化の場合でも、できるだけ原価を引下げる努力を促すことにいたしたい、かように考えております。
それから第二の点は、カルテルを取結ぶことによつて、私は国際競争力を弱体化するものであると信じております。その点について先ほど質問を申上げましたが、小笠原通産大臣は一方において合理化を促進するからいいということを答弁されております。併し、一旦カルテルを結んで、そのカルテルの内部において安住することになりますれば、合理化への熱意、合理化への努力というものは、それだけ鈍るのであります。
これに関連をいたしまして、日本の硫安工業がその立地的条件その他から考えまして優に海外の硫安工業と競争力があるかどうか、つまり輸出産業として成り立つかどうかということの基礎条件をはつきりとこの際見通しを立てるということは、結局この生産費の問題にまた帰着するわけでありますが、その生産費を下げるために、いわゆる事業の合理化をするために、国としてぜひやるということになりますれば、国家として相当なる保護を与える
又同時に半面から繊維産業は、我が国の産業の中で比較的国際的な競争力というものを兼ね備えている産業でございまして、業界内部の問題には輸出振興のために打つべき手は比較的少い。が併しむしろ輸出振興のために、いわゆる通商外交とか、或いは相手国の為替事情とか、或いは日本の貿易商社の力を強めるとか、さようなふうの問題が問題になるような品物でございます。
なお、その後肥料の生産全般といたしまして、先ほど申しましたように、生産計画を相当上廻るというような情勢にもございまするので、これらの生産規模を考えますると、具体的にこの程度がこうだということは申上げにくいんでございますが、やはり国内の安定帯価格につきましては、できるだけ引下げて、硫安工業というもののいわゆる国際的な競争力と同時に、国内の価格を低下安定させる、この問題をできるだけ調整して参るということを
これはもちろん欧州の方のいろいろの原因もありましようが、大体におきまして、この程度、あるいはこれを少し上まわるような傾向になるのではないかと私は想定いたしておりますので、化学肥料工業の合理化という基本の問題、特に石炭の縦坑開発計画でありますとか、あるいは電源の開発——もちろん化学肥料工業自体の合理化ということを逐次行うことによりまして、国際競争力は培養できるのではなかろうか。
それが最も端的に現われておりますのは、対外的な競争力の低下ということでありますが、これは必ずしも対外的な問題ばかりでなく 国内的にも、いわば成長をとめるといつた作用がここに現われているというふうに考えるのであります。
しかも国内においては高金利で悩んで、それがために国際競争力というものは削減されておるという資金難の現状において、今承れば昨年度の収入はわずか十四億円、本年度は五十一億円、これはけた違いなんです。これでは手持ち外貨というものをほとんど活用していないということになると思うのです。実業家出身であるあなたは、これに対してはどういう御感想をお持ちになつておりますか。
そこで従来政府がしばしば声明せられたように、低金利をもつて生差コストを引下げて、そうして国際競争力を培養しようという線に、これは逆行するように見えるのでありますが、私はこの公債発行をされたという真意がいまだに政治的にもわからないし、技術的にもわからないのですが、ひとつ大蔵大臣の率直な御答弁を承りたい。
○永井委員 繊維は行き詰まつた、軽工業は行き詰まつた、そして重工業の面においても、国際市場で競争力か非常に乏しいという非常な経済の恐慌的な状態が国内に生れておることに対して、大臣が何とかしなければならないというお気持、それが電源開発となり、縦抗方式となり、コスト引下げをして立ち向つて行こうとする気持はよくわかるのでありますが、そういう方式によつてはたしてそれが打開できるかという科学的な判断というものはこれは
そういうようなぐあいに相当大きな数字にもなつておりまして、今後のことは私どもが今の最善の力を尽してやつて参りますれば、相当競争力を加えて参ることと思います。ものは見方です。ちよつと妙なことを申し上げて相済まぬのでありますが、ワールド・バンクの頭取に随行して来た人が書いておる意見によると、日本が世界で最も鉄鋼生産に適しておる。なぜかならば、日本は近くに石炭がある。
それ以外にどうしたらよいかというので、過日来いわゆる経済外交の強化とか、あるいは国際競争力をつけるために、各種産業の合理化とか、各種の方策を進めつつある次第であります。こうやつて日本の、いわゆる各種産業と私は申しましたのは、今そのうちで基幹産業を中心として、日本から貿易し得る各種の産業という意味を特に強めることによりまして、そういつた目的を達したい。
またこの方法をさらに推進いたしたい考えでございます、 次に第三点として、硫安コストの国際競争力の培養の問題でございます。
今後におきましても、ときには国内価格と国外価格のアンバランスといつた事態が起きないとはもちろん限りませんが、そういたしましても現在の事態がむしろ常のものだ、恒常的にこういう事態なんだということはわれわれには考えられませんので、そういう意味から申しましても、どちらを重くするかといつたような考えではなくて、要するに国内の需要家に対しましてもなるべく安い価格で供給ができるし、またそのことによつて対外輸出競争力
ただ漫然たる努力をしておるという数字だけで、一体硫安の価格が下り、国際競争力が増すのかどうかということを私は聞いておるのであります。私はかつて日本の肥料工業が政府の大きな保護と助成で今日発展して参つたということを認めるにやぶさかなものではございません。