1958-03-29 第28回国会 衆議院 決算委員会 第21号
○吉田(賢)委員 ところが十月二十三日、輸入承認の有効期限が失効いたしまして後に、砂糖一万トンをなおあなたの立研の方に受け入れるという趣旨の契約書にあなたの代理人の勝間さんが署名しておる、こういうことになっておりますが、これはどういうゆえんでありますか。
○吉田(賢)委員 ところが十月二十三日、輸入承認の有効期限が失効いたしまして後に、砂糖一万トンをなおあなたの立研の方に受け入れるという趣旨の契約書にあなたの代理人の勝間さんが署名しておる、こういうことになっておりますが、これはどういうゆえんでありますか。
○吉田(賢)委員 技術輸出を確実にするためには、相手方に対してこれを履行する上に、何かと障害になるような事情が発生しましたら、それについては立研の責任者のあなたとしては、相当深い注意を払いつついかれたと思いますが、それはそういうふうに理解していいでしょうね。
○立川証人 今ドミニカ糖と言われますが、ドミニカであろうがキューバであろうが、結局特許の売り渡し料に代替すべき砂糖の輸入許可並びにその実施というか、換金について、米貨百万ドルに相当した円に還元して、立研がこれを収受する前の動きを助けてもらったという事実はあります。それ以外の、立研が砂糖と手が切れてから後の砂糖のことに関しては、彼は動いておらぬと私は考えます。
○吉田(賢)委員 そうしますと、ちょっとくどくなるようで失礼ですけれども、すでに無為替輸入の失効後、香港トレーディング・カンパニーと立研との間の契約というものは、無為替輸入に関係なくして、引き取らねばならぬ、代金を払わねばならぬ、こういう関係になって、そこで立研は相当支払わねばならぬけれども、支払いができない、こういうような事情に置かれておったということになってきたんでしょうか。
○松平証人 この立研の割当について、これだけでは困るということは聞いたことは全然ございません。そして立研の一万トンの割当が数十トンであったということは、関係をして種々調査をしてから存じたことで、その前は全く存じません。
○吉田(賢)委員 そうしますと当初の二口とも受取人は立研であって、二口になって、今お読みのようなドミニカル・リパブリック、ドミニカル・アズカレラ、いずれもちょっとはっきりいたしませんけれども、これはやはり人格といいますか、COが違うのでございましょうかね。それはどういうことになりますか。
○日比野証人 六割の問題は、無為替の許可をするそのときには、立研から話がなかったわけであります。許可してから立研と相談を受けて、インポーターの方四社、あとで立研の希望もありましてたしか五社にしましたですが、それをきめてから六割の話が出てきたと記憶しております。
そのためにこれが何カ月か経過いたしますと収用される懸念もございますし、また倉庫業者といたしましては、保管料収入にさしつかえて、保管料の実際の支払いがなされないという懸念も起きますので、本件につきましては立研のライセンスの問題がからんでいるということはあらかじめ承知しております。
それで私も砂糖のことならばいささか自信を持っておりますから、それじゃ調査いたしましょうというのがこの立研の問題にタッチいたしました事情なんでございます。その当時綱島先生にこの問題について御報告を一応申し上げておいたのです。