1947-07-10 第1回国会 衆議院 本会議 第15号
さて、こういう意見を承つておりますときに、新憲法下、國の最高機関であり、國憲の最高機関であり、國の唯一の立法府であると自負しておるこの衆議院自身で、先だつて五十余日間という実に画期的な会期の延長をした直後、法案が少いから、このところ暑くもあるし、暫く休もうではないかというような機運が、ちよいちよいあるように私は承つておりますが、それでは、政府からの提出法案がないから休むというような意味に解されると私
さて、こういう意見を承つておりますときに、新憲法下、國の最高機関であり、國憲の最高機関であり、國の唯一の立法府であると自負しておるこの衆議院自身で、先だつて五十余日間という実に画期的な会期の延長をした直後、法案が少いから、このところ暑くもあるし、暫く休もうではないかというような機運が、ちよいちよいあるように私は承つておりますが、それでは、政府からの提出法案がないから休むというような意味に解されると私
自由討議は、議員相互において自由になされるものと、政府対立法府議員との間においてなされるものとに、大別されるものと思いますが、この後者の形式をとつた去る七日の第一回討議は、各新聞ともに、あまりほめておりません。それは、議員の質問点も多岐にわたり、各党代表質問の延長の観があつたのであります。そのゆえに、壇上の発言議員の声よりも、各議員席相互間におけるやじの応酬が、華々しかつたのであります。
ある意味から言えば、英國の内閣は、議会の、すなわち立法府の一行政院に止まるのであります。申すまでもなく、皆樣御承知でありましようが、今日英國の大臣というものは、大臣という規定はなく、英國の古い形の枢密院顧問官であるのみであります。議員であつて、枢密院の顧問官たる者が、英國の皇帝を代表して行政を取扱うという形であります。
大臣、政務官が、議員としての資格で討論に臨むということは、今度の新憲法の建前からいつて、常任委員たることを一應閣僚などはやめているときに、フリー・トーキングの場合だけ立法府の議員としての資格を生かして、自由討議に参加することは、相当疑問をもたれるのではないかと思うが、そこまでフリーにしなくてもいい。アメリカ式にすると、すでに議員をやめているくらいです。アメリカの大臣は、みな議席を離れている。
各位が立法府における權威を發揚され、選良として名譽を保持さるるとともに、不肖私が委員長としての重責にたえ得ますように格段の御支援を希望してやまない次第であります。 —————————————
一体立憲政治において、立法府が有機的に立法行爲を管掌しないならば、これは何でございましよう。なるほど審議はいたします。案作成と審議とが、実質的の内容をもたねばならぬ。そうすることによつて、立法府は形づくられるのであります。わが國の從來の審議なるものは、行政府の諮問機関みたようなものだ。法案は全部行政府でできておる。
産業立地等の見地から、いわゆる國土計画乃至地方計画の一環として、総合的な見地に立つて審査せらるべきではなかろうかということ、及び從來の開拓事業を見ますと、今申し上げたような総合的な考慮が不足したために、政策乃至は制度を立てる場合に、結果的に思うようにいつていないという事例が乏しくないということ、あるいはまた行政府におきまする担当部局は、農林当局であろうと思うが、そういう行政府の担当部局の問題が、必然的に立法府
ただ一点災害復旧に関しまして、ただいまの御説明によりますと、災害復旧に関する住宅問題も、厚生関係で全部おやりになるがごとく承つたのでございますが、もしそうでございますると、行政機構と立法府の関係は別とは思いまするものの、庶民住宅、その他の都市計画等、戰災地におきまする諸問題は、戰災復興院で一括して取扱つているようでございまするが、戰災地における住宅問題は、もし法案等が出ました場合は、必然的に一体をなして