1991-04-18 第120回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
次に、大内先生にお伺いしたいと思いますが、先生は一九八七年の四月に、「林業経済」という本に論文を書かれていらっしゃいまして、私も読ませていただきましたが、その中で、 国有林会計の赤字の解消のために一方ではすこしでも収入の増加を図ろうとする、それが乱・過伐や資産売却を惹き起しているのだし、他方、すこしでも支出を減らすために国有林労働者の大幅な首切りをやり、営林署の整理統合をし、素材生産をやめて立木払下げ
次に、大内先生にお伺いしたいと思いますが、先生は一九八七年の四月に、「林業経済」という本に論文を書かれていらっしゃいまして、私も読ませていただきましたが、その中で、 国有林会計の赤字の解消のために一方ではすこしでも収入の増加を図ろうとする、それが乱・過伐や資産売却を惹き起しているのだし、他方、すこしでも支出を減らすために国有林労働者の大幅な首切りをやり、営林署の整理統合をし、素材生産をやめて立木払下げ
ですから、いかにしてこれらの法の目的というものが、末端に対して利益を提供するかということを十分に考えられた場合においては、この原則というものは、特定の業者だけには立木の払下げをするけれども、それ以外の公共団体あるいは被害者を代表する団体等に対しては立木払下げはしないという態度というものは、これは一考も二考も要するのではないかというふうに考える。この点はいかがですか。
立木払下げについて笹原君からさつきお話もありましたが、立木補償の金が齋藤某という村会議長には不当にたくさん行つておる。それだけ聞くと、どうもあまりたくさんで、これからの補償はいらないというふうに響くのです。おそらくあなたの言わんとするのは、よその人と比較して齋藤成長は多い、こういう意味だと思う。
堀 直治君 ————————————— 本日の会議に付した事件 ○農山漁村電化促進法案(衆議院送 付) ○連合委員会開会の件 ○くりたまばち防除対策に関する請願 (第二八六四号) ○産米の銘柄制度復活等に関する請願 (第二八七五号) ○農業協同組合等の経営改善費融資に 関する請願(第二八七六号) ○国有林野払下げに関する請願(第二 九〇四号) ○宮城県越河村官公造林地の虫害立木 払下げ
なお又現場の仕事につきましても従来、実は先ほども申しましたように営林署が直接伐採をやつておつた、これがだんだん立木払下げとか、そういう方面をやりましたので、これが相当程度出て来ると思います。
○国務大臣(根本龍太郎君) 林野庁の仕事は非常に現場の仕事が多うございまして、今まで直接直営の仕事も相当あつたのでありますが、これは請負にいたすとか、或いは立木払下げとか、こういうような方法で相当程度これは合理化ができるし、簡素化ができるものと考えております。
また個人に立木払下げをしたら、莫大な林道費をどうまかなうか。立木処分を受けるには大資本を要し、特に林道新設の場合、その後数年にわたつて特定人に特売せざるを得ない。少量、遠隔地の需要充足上にも、あるいはまた伐採跡地の整理、造林の遂行のためにも、直営事業によるのが、適当であるとの見解が述べられたのであります。