1976-07-06 第77回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第11号
続いて科技庁の三月二十二日の第二回検査立会報告書を見ますと、住友原子力工業の相当数の測定個所のうち、わずかに二十四ヵ所についてのみ抜き取り検査をしたことになっていますね。この場合は、GMサーべーメーターを使っているわけでありますが、これも専門家の話を聞きますと、つまり住友原子力工業がまずチェックしているわけです。もう一遍科技庁が、二十四ヵ所にしろ抜き取りチェックをしている。
続いて科技庁の三月二十二日の第二回検査立会報告書を見ますと、住友原子力工業の相当数の測定個所のうち、わずかに二十四ヵ所についてのみ抜き取り検査をしたことになっていますね。この場合は、GMサーべーメーターを使っているわけでありますが、これも専門家の話を聞きますと、つまり住友原子力工業がまずチェックしているわけです。もう一遍科技庁が、二十四ヵ所にしろ抜き取りチェックをしている。
さて次は、もう前回認められたこのずさんであった立会測定の問題でありますが、科学技術庁の四十六年一月二十九日から三十日にかけての第一回検査立会報告書によりますと、「二月一日から解体を開始する臨界実験装置は炉心内構造物および制御棒、燃料をとり出して作業準備を行なっており、アルファ線サーべーメーターにより表面汚染をチェックした結果、規制値十のマイナス五乗マイクロキュリー・パー・平方メートル」以下で「除染作業
二回目の検査立会報告書の付属文書には、住友原子力作製の解体に関する立会検査記録というものが付されております。ここには「別紙の〇印の箇所及び切断した炉心タンク等について汚染の検査を行ない自然計数と同じ程度であることを確認していただきました」こう書いてあるのですね。これでは科学技術庁がわざわざ立ち会って住友のそのずさんであったかもしれない測定にお墨つきを与えてしまう結果になっていると思うのですよ。
立会官の任務は、地方財務局、あるいは大蔵省等に対する立会報告に主体を置かず、現地において、査定官に適切なる助言を與え、査定事務を促進するよう、今後とも指導されんことを希望いたします。それがためには、ごく少数の堪能な立会官が主管省の要請に応じ、時折現地に立会うという程度に簡素化すべきではなかろうかと考えます。