1947-08-01 第1回国会 参議院 司法委員会 第7号
五十五條を削除いたしましたのは御承知のように、新憲法の三十九條に、同一の犯罪について重ねて刑事上の責任を問われないという規定を設けまして、基本的人権を尊重している、その精神を貫きますると、これまでの連続犯に対する裁判の適用を見ましても、余りに廣く連続犯を適用しておりましたために、例えば軽い窃盗罪と重い強盗殺人罪と、こう二つ犯した場合でも、それは窃盗犯の連続犯である、又二つの犯罪の間に半年なり或いは一年
五十五條を削除いたしましたのは御承知のように、新憲法の三十九條に、同一の犯罪について重ねて刑事上の責任を問われないという規定を設けまして、基本的人権を尊重している、その精神を貫きますると、これまでの連続犯に対する裁判の適用を見ましても、余りに廣く連続犯を適用しておりましたために、例えば軽い窃盗罪と重い強盗殺人罪と、こう二つ犯した場合でも、それは窃盗犯の連続犯である、又二つの犯罪の間に半年なり或いは一年
その際戰爭は最惡の結果に終つたのでありまするが、而も終戰後は直ちに失業いたしまして、食うに十分なる食なく、着るに又衣類がなく、殆ど廃墟の巷に投げ出されておりまする折柄、吹き荒んでおりまする道義頽廃の嵐に吹き捲くられまして、ために余儀なく闇屋に轉落いたしまして、遂には誘惑の魔手と良心の麻痺から集團強窃盗の徒の組しまして、國法を犯して鉄窓に繋がれるというのが、今日不良青少年の一般的犯罪コースであります。
今日強窃盗、詐欺などは至るところに横行いたしているのでありますが、窃盗等に關します犯罪の検擧なんというものは、ほとんど問題にされていない。振り向いても見られない。
○武藤説明員 お話の通り、そういつた倉庫における窃盗事件というのは相當ございます。殊に集團的な、あるいは相當兇暴な手段によるところの窃盗、あるいは強盗といつたような事件は、相當行われております。これについては警察といたしまして大きな努力をしており、また物資を取戻した事例も非常に多いようであります。ただいま何件で、どのくらいの金額ということは、手もとに資料がございませんので、数量は申し上げかねます。
○川橋委員 それではあなたの職権内の問題と考えますが、たとえば各府縣の倉庫にたくさん物をもつている、それが盛んに窃盗、強盗に遭うた、これは事實なんです。これはあなたの職権内の問題だと思う。そういうことによつて今日まで強盗もしくは窃盗によつて強奪され、窃取された件、あるいは金額、これについて何かリストがございますか。
ただ窃盗について、これは正規のものを窃盗されたもの、あるいはいわゆる隠匿物資を窃盗されたもの、いろいろございますので、統計的に窃盗事件について金額、数量を出すことも非常に困難である、あるいは統計技術的に若干日時を要すると思います。調査いたしてみたいと思います。
その結果は、数字で現れておりますところをみますと、恐喝が千六百二十、傷害が千十八、殺人が二十九、暴行爲が七百五十九、強窃盗が一万一千九百十、その他合わせまして、合計で三万五百十二名という多数に上つております。これはそれぞれの実情に即しまして、適当なる処分と処置とをとつたのであります。