1985-06-06 第102回国会 参議院 商工委員会 第19号
特にこういう技術開発につきましては現場の適用開発研究が大変である、大事であるということはよくわかっておりまして、操業中の炭鉱現場を活用しながらガス突出対策、応力解放技術総合実証試験、あるいは先ほども御指摘ございましたけれども、AE地震計によりますガス突出、山はねの予知技術の開発、小型携帯用酸素マスクの開発等を実施しておるところでございます。
特にこういう技術開発につきましては現場の適用開発研究が大変である、大事であるということはよくわかっておりまして、操業中の炭鉱現場を活用しながらガス突出対策、応力解放技術総合実証試験、あるいは先ほども御指摘ございましたけれども、AE地震計によりますガス突出、山はねの予知技術の開発、小型携帯用酸素マスクの開発等を実施しておるところでございます。
現在の研究テーマとしましては、ガス突出対策、応力解放の総合実証試験、これはこれに適したような炭鉱で実際に実証試験をする方法でございます。それから予知関係としましては、AE地震計によりますがス突出、あるいは山はねの予知技術及び小型の携帯用のマスク等の開発等につきましても鉱山保安技術調査委託費を中心にしまして年々拡充強化しておるところでございます。
そういうガス突出対策の中で事前に予知できないかということで、今いろいろ勉強している例を一つ申し上げますと、微小破壊音測定という計測装置を導入いたしまして、突出前にどうも何か音がしているんじゃないかというのがいろいろ言われておりますので、その辺を定量的にあらかじめ計測できれば、かなり大きな予知対策になるんじゃなかろうかと思って研究しております。
特に一例といたしまして、ガス突出対策についての応力解放技術につきましては、世界的にも注目を浴びているところのものでございます。 以上でございます。
これに対応するためには、ガス突出対策、通気対策の徹底が極めて重要でありまして、坑道展開の面におきましても、ガス抜き坑道及び通気確保のための独立分流坑道といった保安確保坑道の整備を進めることが必要不可欠でございます。 このため、坑内骨格構造整備拡充事業費補助金において新たに保安確保坑道の区分を設け、その補助限度額を撤廃することとし、総額約百三十一億円を計上しております。
○檜山説明員 二点ございまして、一つは坑内骨格構造整備拡充事業費補助金、いわゆる坑道補助金と言われている補助金でございますが、これにつきまして、採掘区域の深部化の一層の進行に対応いたしまして、骨格坑道の造成面においても、ガス突出対策及び通気対策の徹底を図ることを重点にその拡充を図ってまいる考えであります。
例えば、ガス突出対策につきましては、国の委託事業といたしまして、ガスの抜けにくい特性を持っております北海道の北空知の赤平炭鉱、ここで大口径ボーリングによります地圧の解放効果測定等の大規模な実証試験を実施しております。 また、ガスの抜けやすい特性を持っております北海道の夕張地区におきましてはガス突出対策の試験研究を予定しております。
御承知のように、ガス突出対策につきましては応力解放技術総合実証試験といいますものを現実に実施をいたしておりまして、赤平炭鉱でやっておるわけでございますし、また山はね対策に関しましては三井砂川、幌内、こういったところで岩盤振動の連続観測解析を現在進めておるわけでございます。
私ども、現在生きている炭鉱で、石炭技術研究所等と一緒になって生きた炭鉱で生きた試験をやらせていただこうということで、例えばガス突出対策としまして北空知の赤平炭鉱で実証試験をやりましたり、あるいは九州の高島炭鉱で坑内の連絡装置の開発等々もやっておるわけでございますが、私どもそういう生きた炭鉱を使いながら、より現場に適応できる研究開発というのが実用的じゃなかろうかということで進めておるわけでございます。
大きな基礎になるようなテーマを選定しましてこれに新規に取り組んでまいってきているわけでございますし、またそのほかに、これからは大いに国際的にも共同研究をしていく必要があるといったような観点から、インド洋、太平洋プレート境界海域における地質構造に関する研究といったようなものにもこれを有効に活用してまいっておりますし、また一部、たとえば覚せい剤の乱用者対策であるとか、あるいは深部採炭に伴う大規模ガス突出対策
なお、機動的な対応が必要な国際共同研究といたしましても幾つかのテーマを取り上げまして、たとえば、インド洋、太平洋プレート境界海域における地質構造に関する研究、あるいはまた緊急に対処するための研究といたしまして、たとえば北炭夕張であのガス突出によりまして大変不幸な事故が起きたわけでございますが、私どもそれに対しまして、深部採炭に伴う大規模ガス突出対策といったような点についての研究にも着手をしまして、国際
そういうことで、今後も私どもといたしましては、このガス突出対策を最重点にしてやっていきたいということで、いろいろと対策は、五十六年度、本年度の緊急対策もやりましたし、また来年度以降、五十七年度の予算は、特にガス突出あるいは二次災害防止に対して重点的に配分するという形で、何とかこのガス突出を今後起こさないという姿勢ではいきますけれども、これは全く起こらないかどうかという点は、私どもは、絶対に起こらないように
新聞等で見ますと、大臣がたびたび言明しておりましたように、政府の北炭夕張新鉱ガス突出対策本部は十一月九、十日の二日間にわたって技術調査団を現地へ派遣しておられるわけでありますが、その調査の項目、調査結果、また、その調査の結果については北炭の再建にどういうふうに影響を与えるのであろうか、いろいろと思うわけでありますが、そういった点について当局のお考えをひとつお聞かせいただきたいと思います。
○檜山説明員 私どもは、従来からガス突出対策につきましては災害の中で非常に重大なものであるということで、重点的にガス突出災害の防止についていろいろと検討を重ねてきております。 そういう中で最近の情勢を見ますと、ガス突出の規模はかなり小さくなってきている。
問題は、いまの場合に、ガス抜きを完全にやることによってガス突出を防止できるのか、それとも、ガス抜きを相当やっても、ガス突出のメカニズムはやはり完全には防止することができないということなのか、このポイントが、ガス突出対策で一番重要である、こう考えます。この点指摘をしておきますので、ひとつ十分調査を願いたいと思います。
○岡田(春)委員 ことしの予算化で、ガスの突出対策の委託研究費なんかあるんですか。ないでしょう。いままでと同じやつでしょう。
最後に、研究班等を設けましてデータの集積を行い、ガス突出との関連性を研究するとともに、突出対策についても検討するということになっております。 以上が、夕張の突出災害の内容及びその対策でございます。 次に、五ページでございますが、三池炭鉱落盤事故でございます。 三池につきましては、三池坑の四山区域の五百二十メートル上層の五十卸東二片坑道で災害が発生しております。
次に十三ページでございますが、これは通産省といたしまして鉱山保安技術対策調査のためにどういう調査を行ってきたかというものをまとめた表でございますが、これは四十年にガス突出対策として発足をしたわけでございまして、その後ボタ山対策、坑廃水対策、作業環境対策等にその範囲を広げてきておりまして、四十九年からは深部開発対策といたしまして、ガス突出、山はね、自然発火対策等を調査研究しているところでございます。
これにつきましては、役所のほうでも前々から深部対策委員会とかあるいはガス突出対策委員会とかいろいろな委員会を設けて、現場の方あるいは私どものような学校の研究者といった者で討議を重ねてきております。ただ私は、それだけではまだ不十分だ。やはりこういった問題は片手間にできるものじゃない。通産省内部とかあるいはほかにそういった組織を設けたなら、一年とか二年とか適当な人物を出向させて、それに専念させる。
なお、深部に入るということによりまして、地圧の増加あるいは作業個所における温度上昇、そういう点多々ございますので、これらを防止するために、四十三年度から本年度まででございますけれども、大きい項目で分けますと、いわゆるガス突出対策あるいは山はね対策あるいは高温対策ということで、約八千万の金を石炭技研に突っ込みまして、いろいろそういう防止対策を実施しているのが現状でございます。
この事故の機会にガス突出対策についての結論を明確に出すべきだ、たとえその結論によって閉山することになったとしても、人命を大事にする考え方からやむを得ない、こういう御発言がありました。これは当然そういうことになろうと思いますが、今後深部開発される日本の石炭産業の実情からいきまして、このガス対策あるいは保安対策というものについて非常に多額な資金を必要とする。