2009-02-25 第171回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第4号
ゆとりと豊かさという言葉を使われた方もいらっしゃって、その中では、もちろん不安を除去することであるとか、時間的ゆとり、空間的ゆとり、あるいは物質的なゆとり、あるいは生活空間の充実、そして多様性、そして選択性というか、その辺りというのが非常に重要だということであったと思いますし、また、成熟した消費者をつくっていく、あるいは連帯感、連帯という言葉がいいか、当てはまるかどうかちょっと分かりませんが、一緒になって
ゆとりと豊かさという言葉を使われた方もいらっしゃって、その中では、もちろん不安を除去することであるとか、時間的ゆとり、空間的ゆとり、あるいは物質的なゆとり、あるいは生活空間の充実、そして多様性、そして選択性というか、その辺りというのが非常に重要だということであったと思いますし、また、成熟した消費者をつくっていく、あるいは連帯感、連帯という言葉がいいか、当てはまるかどうかちょっと分かりませんが、一緒になって
時間的ゆとり、空間的ゆとり、物質的ゆとり・経済的ゆとり、この三つのゆとりができて初めて気持ちのゆとりが生まれるんだろうという気がいたします。これが今日のお話の中心になるかと思います。 そして、成熟化の条件の三は、生活空間の充実だと思います。
人が人間らしく生き生きと豊かで充実した人生を送るための、なくてはならない空間的ゆとりであります。私は、そういった豊かさ、ゆとりのある住空間をつくり出すことが住宅政策の根幹にあるべきだと思います。
単なる人間的ゆとりだけではない、空間的ゆとり、これも確かに必要だ。もっとも、一番大事なのは人間的ゆとり、こういうところに焦点を当てたゆとりというものを考えていったときに、先ほどの生きる力とのペアとしてのゆとりが明確になってくるんではないだろうか。そういうことも関連しながら五日制というものも明確に取り上げてこなければならないんではないだろうかなと、こう思っておるのでございます。
それから、生活大国ということをしきりに今回の国会におきましても総理が言っておるんですけれども、生活大国というのは、実は私の大学時代の同僚の岡澤君が、スウェーデンの研究者ですが、最初に言った言葉なんですが、これには時間的ゆとり、空間的ゆとりといいますか、やはりそういうようなものが大事なわけで、特に住宅というのは非常に大事であります。
わが国では面積が狭いわけでございますからアメリカのようなまねはできないかと思いますが、少しでも空間的ゆとりのある生活をということになれば、地方に場所を求めるしかないのではなかろうかと思っております。