1986-11-26 第107回国会 衆議院 商工委員会 第6号
使用過程車につきましては、その改善対策が新車と同様に、例えば燃焼制御に必要な電子機器とか空燃比制御に必要な検出装置とかERG装置、触媒装置、大変専門的な話で恐縮でございますが、こういうようなエンジンの燃焼制御系から排気系に至るまで相当広範囲にわたり、かつ高度の技術を必要とすると考えられることから、今町に走っている車両、すなわち使用過程車につきましては、これらの対策を適用することは難しいかと考えております
使用過程車につきましては、その改善対策が新車と同様に、例えば燃焼制御に必要な電子機器とか空燃比制御に必要な検出装置とかERG装置、触媒装置、大変専門的な話で恐縮でございますが、こういうようなエンジンの燃焼制御系から排気系に至るまで相当広範囲にわたり、かつ高度の技術を必要とすると考えられることから、今町に走っている車両、すなわち使用過程車につきましては、これらの対策を適用することは難しいかと考えております
理論空燃比から現在最も浄化率の高いところは一五・二のレベルにNOxの対策をとっておる、しかし燃費の効率をよくするために空燃比を少し空気の多い方ヘシフトしています、こういう言い方をするわけですが、これを我々みたいな素人がわかるように言うと、タクシーは燃費効率を重視するために排出ガス低減対策装置が十分機能していないようなものになっておりませんか、こういうことを伺いたいわけです。
これは理論空燃比と申しておるわけでございますが、このためにでき上がりました混合ガスの容積が非常に小さい、これがエンジンの希薄回転を起こしまして、運転中にエンストとかを起こしたり、あるいはまた瞬間加速ができないというようなことで、これは事故につながる非常に大きな問題でございまして、まず、これも解決しなければならない問題でございます。また、着火温度が非常に高くなります。
それで、排ガスの問題に関して言うならば、こうした欠陥によって当然空燃比が変化して排ガスが基準をオーバーすると、こういう問題が出てきます。
それを考えますと、いまはむずかしいと考えております還元触媒あるいは三成分処理触媒及びそれを使うためのO2センサーといって空燃比を狭い範囲にコントロールするための排気分析器のようなものが要るのでございますが、それもいま耐久性がなくて困っておりますけれども、そういうものが日に日に進歩しつつあります。したがってそういうものが進歩いたしますれば、今度は全車ができるということになります。
このことは、エンジンを普通の状態で使っている限り少し、もちろん燃料を当量比よりも濃い割合で使わなければなりませんが、燃料を空燃比でいいまして一四・五以下で使うならば、いままでのデータはすべて酸素濃度は〇・四%以下になることは十分によくわかっていることであります。ところが問題はたまたまの事故なんであります。そこでプラグがミスファイアしたときが一点。
このレオーネのエンジンのすぐれている点は、空燃比がほとんど当量比に近いところ——これは推定でありますが 一四・五程度でNOxがEGRつきで〇・九四グラムという値を達成したことであります。で、特に注意したい点は、アメリカの規制のしかたは日本と違っております、つまりLA4というモードで試験いたしますが、これは日本のテンモードの試験よりもやや高く出る。
それからもう一つは理論空燃値の近辺のきわめて狭い空燃比のもとでCOやHCやNOを同時に除去する三元触媒方式と、こう二つあるわけなんでございますが、先生がおっしゃったような還元触媒でNOを除去できてもHC、COは残るんだ、それをその還元触媒通過後の排気に二次空気を吹き込んで酸化雰囲気に変えてやる、そこで酸化触媒または温度が許せばサーマルリアクターでHC、COをH2OなりCO2にすることになるわけでございます
第二に、三元触媒システムでございますが、このシステムは炭化水素、一酸化炭素及び窒素酸化物の三成分を同時に転換する特性を持った三元触媒を使用して、電子制御燃料噴射装置、酸素センサーを組み合わせて、空燃比のフィードバック制御をきびしく行なう方式でございます。この方式では、三元触媒自体の耐久性が乏しいこと、空燃比コントロール技術がきわめてむずかしいので、さらに鋭意研究を進めてまいる所存でございます。
また、そのほかに希薄空燃比、すなわち薄い燃料混合比における燃焼によってNOxを低下させるために、希薄燃焼方式や副室成層燃焼方式など、エンジンのモディフィケーション方式によりまして数機種試作いたしまして、研究開発には、技術陣をあげて努力してまいりました。
第二に、三元触媒システムでございますが、このシステムは炭化水素、一酸化炭素及び窒素酸化物の三成分を同時に転換する特性を持った三元触媒を使用して、電子制御燃料噴射装置、酸素センサーを組み合わせ空燃比のフィードバック制御をきびしく行なう方式でございますが、三元触媒自体の耐久性が乏しいこと、空燃比コントロール技術がきわめてむずかしいので、さらに鋭意研究を進めてまいる所存でございます。
試験データで見られますように、このシステムでNOxを低減するにはEGRの量を増加し、空燃比を小さくせねばなりません。空気と燃料の比率を小さくせねばなりません。EGR量をあまりに増加すれば燃焼が不安定となり、運転がしにくくなりますし、空燃比を小さくすれば濃い混合気となり、HC、COが増大いたします。このような制約がございますので、このシステムでは五十一年規制に合格することができません。
これを空燃比といっておるのですが、エア・フュエル・レシオと申しているのですが、このエア・フュエル・レシオを一五以上に保持しなければいけない。このエア・フュエル・レシオが一七くらいになりますと燃えにくくなるのでございます。したがって一五から一七までの間で、いかなる状態でも運転ができるような考慮が必要でございます。
それともう一つ、これをエンジンのウイークセットと申しますが、先ほど梅原参考人からお話がありました空燃比を一五から一七というところに押えますけれども、キャブというものは、いわゆる過渡現象と申しまして、あらゆる状態で使われるわけです。
すなわち自動車の整備に努力する、あるいは適正な空燃比で運転をするというようなことは、これは実際に実行の可能な事柄でございます。あるいは排ガスを再燃焼するというような研究も必要でございましょう。あるいは使用燃料の研究も必要でございましょうけれども、自動車の問題はやはり対策を強化しなければなりません。 これと同時にごみの問題。