1997-06-10 第140回国会 衆議院 決算委員会 第9号
私からは、ぜひこの会議に、日本の港に寄港しないで通過するだけのタンカーであっても、こういう事故を起こしたわけでありますから、日本海に入ってくるタンカーの入ってくる日時、コース、船舶、積載油の状況などお互いに事前通告する、そういう枠組みを日、ロ、中、韓、北朝鮮、この五カ国であるいは四カ国でつくるべきではないか、そういうことをこの富山の第一回フォーラムで日本政府は提起すべきじゃないかと御提案も申し上げて
私からは、ぜひこの会議に、日本の港に寄港しないで通過するだけのタンカーであっても、こういう事故を起こしたわけでありますから、日本海に入ってくるタンカーの入ってくる日時、コース、船舶、積載油の状況などお互いに事前通告する、そういう枠組みを日、ロ、中、韓、北朝鮮、この五カ国であるいは四カ国でつくるべきではないか、そういうことをこの富山の第一回フォーラムで日本政府は提起すべきじゃないかと御提案も申し上げて
○薗村政府委員 まず、過去の経験値を統計的に見まして、五千総トン以上のタンカーの衝突等の事故が発生した場合に、大体百キロリッター以上の積載油が流出する可能性が高い。百キロリッターの流出というのは、これはもう社会的にかなり影響が大きい災害でございます。したがって、私どもは、総トン数五千トン以上のタンカーに油回収船等の配備を義務づけるということにいたした次第でございます。
二十日に海軍の救難部長が現場に到着いたしましたときには、すでに約十二万トンの積載油のうち三万トンは流出いたしておりました。二十三日、さらに天候は悪化しまして、また二十五、六日には船体が三つ四つに分裂いたしまして、それまでに合計約八万トンの油が流出いたしております。この油は二十五年以降英国の西南端のコーニッシュ海岸に到達いたしまして、その海岸を汚染いたしております。
そのほか船体は「ヘイムバード号」が二十一億円、その積載油は価格にいたしまして一億一千万円の被害となっております。その他の被害額を申し上げますと、付近の漁船あるいはノリシビ等に相当の被害があります。また港湾等の若干の被害もございますし、「港隆丸」の被害額、そういうのを合わせますと大体二百十万円ぐらいのものがそのほかあるようでございます。