こうした情勢の中で、大きく見直されておりまするのは、アジア、アラブ、アフリカ、中近東、中南米、その他に見られる非同盟積極中立政策の正しさであります。(拍手)しかるに政府は、日米安保を拡大解釈し、極東の範囲を広げ、また、リムパックヘの海上自衛隊の参加を決意し、護衛艦二隻、対潜哨戒機八機を参加せしめて、依然としてアメリカのかさの中にあります。
(拍手) 私は、八〇年代においてこそ、日本国憲法に基づく非武装、積極中立政策の意義がますます強調されなければならないと考えております。(拍手)小さな部分戦争が、時として大きな米ソの対立と衝突に発展していく危険はないでしょうか。
わが国の唯一の安全と平和の道は、積極中立政策以外にないことは、日本の自然条件、国内の経済体質、財政危機、今日の世界経済の動向を見ても明らかであります。 また、国民の血税である政府資金を不明朗な日韓経済協力に費消し、その結果は南北朝鮮民族の自主的、平和的統一を阻害することとなり、断じて許されないものであります。
わが国の唯一の安全と平和は積極中立政策以外にないことは、日本の自然条件、国内の経済体質、財政危機、今日の世界経済の動向を見ても明らかであります。また、国民の血税である政府資金を不明朗な日韓経済協力に費消し、その結果は、南北朝鮮民族の自主的、平和的統一を阻害することとなり、断じて許されないのであります。
(拍手) そのような原点に立ち戻って考えるならば、日本国憲法は明らかに軍備を禁じ、明らかに積極中立政策をとることを、二十年前この議場で確認をしたはずであります。二十年間の政府の答弁を見るならば、たとえば当時の吉田茂総理は、いかなる自衛のためといえども軍備を持つことはできないという答弁を行ない、満場割れるような拍手と、当時の議事録は記録をしております。
われわれは積極中立政策が最も国の安全と世界の平和のために役立つ具体的な政策であるという考えで、日米安保条約、軍事同盟には反対をし、これを早く解消すべきである、同時に、核の問題につきましては、いまの、提案されようとしておる拡散禁止協定については賛成できない。
年間二千五十八億もの巨費を費やしてなお国民から歓迎されない自衛隊で置くよりは、わが党の主張通り、平和憲法に基づいた積極中立政策をとって、人を殺傷することを目的とする武器は、すべてこれを放棄し、平和と国土の建設を目的とする国土建設隊に改編すべきであると考えます。
(拍手)社会党のいうところの積極中立政策の本質は、ここに完全に暴露されたものと言わざるを得ないのであります。国民は、社会党のかかる態度に強い反感を抱き、きびしくこれを非難しておることは、御承知のとおりであります。かような事態に対して、総理大臣並びに外務大臣の御所見を承りたいのであります。
(拍手) われわれは、総選挙に臨み、宇宙時代の外交路線として、私とわが党は積極中立政策と平和共存の政策、岸総理と自民党はアメリカ依存と武装平和の政策、それぞれ所信を国民の前に明らかにし、いずれが日本の平和をかちとり、いずれが国民の生活を安定させ、よくするか、まず国民の公正なる審判を仰ぐため、国会の解散を断行すべきではないか、総理の所信をただしたいのであります。
それはわれわれ社会党が年来の大会におきまして採択をして進めておりますのが、外交政策においては積極中立政策という方針であることは御承知の通りであります。
次いでこのころからナセルの積極中立政策の指向といいますか、動向といいますか、こういうのがだんだん露骨に現われて来た。