1985-06-19 第102回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第7号
この場合、各炭鉱において鉱山保安法規で示された基準がクリアされればそれで可とする姿勢を根本的に払拭し、各炭鉱の自然条件、稼行条件を加味した、十分安全率を見た政策を上積みしていくことが重要であると考えます。 このような基本的な考え方に立って、1 各炭鉱の坑内骨格構造を再点検し、極力重大災害が発生しづらい構造、万一重大災害が発生しても被害を極力局部にとどめる構造を確立していく。
この場合、各炭鉱において鉱山保安法規で示された基準がクリアされればそれで可とする姿勢を根本的に払拭し、各炭鉱の自然条件、稼行条件を加味した、十分安全率を見た政策を上積みしていくことが重要であると考えます。 このような基本的な考え方に立って、1 各炭鉱の坑内骨格構造を再点検し、極力重大災害が発生しづらい構造、万一重大災害が発生しても被害を極力局部にとどめる構造を確立していく。
このプランに従いまして、現在、国、研究機関及び業界の適切な役割分担のもとにそれぞれのテーマごとにプロジェクトチームをつくりまして、そのもとに各鉱山の稼行条件、自然条件に適合したテーマを研究していただくという体制で進めておりまして、一応この総合プランは大体五年ないし八年で進めようとしておりますが、その方法で我々は研究開発の課題を達成し得るんではないかというふうに期待しておるものでございます。
既に先生方も御承知のとおり、三池炭鉱の稼行条件は比較的安定をした緩やかな傾斜層を採掘しておりまして、ガスの湧出量は少なく、ガス突出の可能性も皆無といってよいほど非常に好条件に恵まれておるところであります。会社側はこのような好条件をフルに生かしまして、生産面では機械化を推進をすると同時に、高能率の生産を続けておるところであります。
そういう状況から判断をし、深部化していく既存の炭鉱の稼行条件から言えば、私は、ある程度体制的な問題についてもこの五年間検討しなければならぬのではないかと思わざるを得ないのであります。たとえば砂川が、災害があって四割出炭カットをして、そして保安体制を築いてがんばっている。ということは、やはり三井三山があればできたのであって、一山一社なら絶対にできないわけです。これはもうはっきりしているわけですね。
そしてこのような体制が確立されるまでの間は、1安定補給金の枠を増大し、自然条件、立地条件等に応じて配分する部分を設けること、2坑内骨格構造整備拡充補助金、保安確保事業費補助金について、稼行条件に応じて適正な単価を設定すること等々の方向で格差政策を実施していくべきと考えます。 以上をもって、時間の関係もありますので、私の意見を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
他方、わが国の炭鉱における稼行条件を見ると、年々悪化の一途をたどることになりますが、石炭開発に当たっては、このような条件悪化を十分克服していくことが要求されるわけであります。
また、出炭規模については、炭労、全炭鉱とも五千万トンの線の維持を希望し、特に北海道については、道庁ともども北海道は炭量、炭質、稼行条件等有利な諸条件に恵まれているので、北海道における現行出炭規模は維持してもらいたいとの意見が述べられておりました。 次は、労働者の確保対策についてであります。
だから当然多額の機械貸与資金やその他をもって自己資金で買ったものでない貴重な機械等について屋外で雨ざらしにしているということそれ自体は、明らかに坑内の稼行条件等を十分に吟味をしないで、人から金を借りてやるんだから買わなければならぬ、あるいはあそこも買った、ホーベルも入れたからやらなければならぬ、こういうような無計画な生産計画に基づいて行なっていたところにそういう現実があるんではないのか、百円や二百円