1984-04-12 第101回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
「当該保安林は水源かん養保安林と保健保安林の兼種保安林である。保健保安林は、国民生活の向上に資するための生活環境保全、形成および森林レクリエーションの場の提供を目的として指定されたものであり、都市化や開発の進行に伴う社会的要請に対応するものとして、その必要性は一層強くなっている。
「当該保安林は水源かん養保安林と保健保安林の兼種保安林である。保健保安林は、国民生活の向上に資するための生活環境保全、形成および森林レクリエーションの場の提供を目的として指定されたものであり、都市化や開発の進行に伴う社会的要請に対応するものとして、その必要性は一層強くなっている。
○瀬野委員 にわかには法制化は間に合わぬにしても、いまの長官の答弁では、一号ないし七号を兼種保安林として三分の一補助する等、いろいろ逐次前進しておるようにも受けとめられましたが、こういったことについて、保安林の重要性にかんがみまして、全国百万ヘクタールの中で五十万ヘクタールが保健保安林ということでございますし、今後これらはますます国民的要請が強いことになりますので、今後の検討課題にするということでもあるようでありますが
しかしながら、最近におきます生活環境の保全の必要性の増大にかんがみまして、とりあえず四十九年度からは、新たに予算制度としまして、都道府県が生活環境保全林整備事業の一環として、保健保安林と、それから一ないし七号の保安林との兼種保安林を買い入れる場合におきましては、国がこれに対して三分の一補助をすることにしたものでございます。
こういった観点から、公園内の第三種保安林等は原則的に禁伐として施業は最小限択伐方式による、こういうように今後お願いしたい、またやるべきじゃないか、こういうふうに思うのでございますが、林野庁長官のこれに対する考え方、御見解をお承りしておきたいのでございます。
その指定地域の中に入ります保安林の中で——現在保安林には水源涵養、土砂扞止、以下いろいろな目的によつて保安林を幾つかにわけておりますが、国土保全上最も重要な意味のあるものだけを第一種保安林といたしまして、農林大臣が直接指定する、そういう考え方であります。指定地域外の保安林は、同業のものを第二種保安林といたしまして、知事に指定解除の権限を行使していただくようにしたい、それが一点であります。
あるいは第一種保安林については国が、第二種保安林については県が、森林所有者の希望によりまして、経営の委託を受けるという方法も考えて行きたい。また保安目的ではない、先ほど申し上げました仮称保護林というような対象のものは、なるべく特定の受益者等が持たれるように勧奨するということも考えて行きたい。