1993-10-29 第128回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
石巻地方では、平年より三度から四度低い七月と八月の低温、日照不足により、出穂が十日から十三日おくれ生育遅延となり、また、同農業改良普及所管内で不稔率が六五%と大変悲惨な状況となりました。圃場視察をした周辺は、品種はササニシキでありますが、不稔率は六九%から七五%であり、また、同町のササニシキは不稔率が六五%であり、同品種が低温に弱いという弱点がさらけ出された感じがいたしました。
石巻地方では、平年より三度から四度低い七月と八月の低温、日照不足により、出穂が十日から十三日おくれ生育遅延となり、また、同農業改良普及所管内で不稔率が六五%と大変悲惨な状況となりました。圃場視察をした周辺は、品種はササニシキでありますが、不稔率は六九%から七五%であり、また、同町のササニシキは不稔率が六五%であり、同品種が低温に弱いという弱点がさらけ出された感じがいたしました。
今御説明のように、百三十億の被害と、こういうことでございますが、山形県の調査等を九月三十日でございますか、これで聞きますと不稔率が二〇%以上の面積が、山形県水稲作付面積の二〇%に当たるものが一万七千ヘクタールある、こういうことも聞いてまいったわけでございます。
一方障害型では、普通の出穂期から前に逆算して、九日ないし十五日の穂はらみ期が最も危険な時期といわれておりますが、本年につきましては、八月十五日から二十五日までに出穂したものが多い関係上、七月下旬から八月上旬の低温に遭遇したものが相当多く、上川支場で、直播晩生種の不稔率は三三%という数字が現われておりますが、一般農家においては著しい高率を示しておるものと信じられておるのであります。