1993-10-29 第128回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
九月十五日現在の北海道における水稲の作柄概況でありますが、低温障害と日照不足から受精障害による不稔もみの激発と出穂期の大幅なおくれによる登熟期間の積算温度不足等が見込まれることから、作況指数は四六で、「著しい不良」となっており、作況指数としては戦後最悪になるものと見込まれております。
九月十五日現在の北海道における水稲の作柄概況でありますが、低温障害と日照不足から受精障害による不稔もみの激発と出穂期の大幅なおくれによる登熟期間の積算温度不足等が見込まれることから、作況指数は四六で、「著しい不良」となっており、作況指数としては戦後最悪になるものと見込まれております。
なお、今後どうなるかということでございますが、まだ収穫も完全に終わっておりませんということで、ことしは我々が思っていました以上にいもち病の発生とか不稔もみの発生が非常に多うございますので、その辺をもう少し見ないと、正確なところはまだ予測不可能ということでございます。
その八月十五日以降、御承知のように北日本の引き続きました低温、それから西日本の大型台風の襲来などいろいろございまして、各地におきます不稔もみの発生、特に北海道、東北におきます不稔もみの発生が非常に多かったわけでございますが、それに加えましていもち病なども発生したということがございまして、九月十五日現在の作況は八〇という著しい不良となったわけでございます。
また、普通期水稲につきましても、台風十三号やその直後の異常な乾燥により、不稔、もみずれ、白穂が発生し、作付面積の約八割が被害を受けるものと予想されているところであります。
まず、稲作についてでありますが、特に七月中旬から八月下旬にかけての著しい低温により、受精障害による不稔もみが激発するとともに、出穂期の大幅な遅れに伴う登熟不良にも見舞われております。 九月十五日現在の作況指数は、四六と著しい不良となっており、道の調査によればその被害額は約一千百五十億円を超えるという、戦後最悪の実態となっております。
また、現地調査あるいは都道府県からの報告によれば、不稔もみの発生、登熟不良、いもち病等による被害が顕著になってきていることなどから、作柄はさらに悪化することが予想されております。 現在、農林水産省の統計情報部が九月十五日現在の作柄概況を取りまとめ中でありまして、九月三十日に発表する予定となっております。
○嶌田説明員 本年の北海道におきます水稲の状況でございますが、今先生言われましたように、八月前半の穂ばらみ期から出穂期にかけましての低温によります不稔もみの発生、それから九月上旬以降の登熟期の低温、日照不足というようなことがございまして、作況指数は九〇の著しい不良ということが、これは十月十五日現在でございますが、見込まれております。
最初に、作況指数が低下した原因につきましては、主として東北の太平洋側及び関東・東山の一部で八月十五日以降も特に著しい日照不足等不順な天候が続き、不稔もみの発生、いもち病等の多発のほか、登熟が不十分であることにより、これらの地域の作柄が低下したためと考えております。
の水稲被害調査を行ったのでありますが、七月の大雨による長時間の冠水で水稲が枯死し、改植、補植が行われたものの、その後の日照不足、低温等の異常気象が生育不良を起こし、さらに八月末の再度の大雨で長時間の浸冠水を見、ポンプアップによる応急的な排水対策が関係者の懸命な努力によりなされたものの、稲の減数分裂期、出穂前という生育に大切な時期であったことが原因し、大きな被害を生み出すに至ったということであり、不稔もみが
まず水稲につきましては、七月の中下旬の最低気温は十度を下回るような異常低温、それからその時期に、あわせて日照不足というようなことによりまして、しかも稲の生育にとって一番大事な花粉母細胞の減数分裂の時期にあたりまして、そのため花粉形成に障害を受けて、著しく不稔もみを発生いたしております。
水稲は、こういう状況でございますので、生育の前期の低温のために出穂がおくれまして、それからまた、ただいま申しましたように七月の末から八月の上旬にかけましての気温の低下によりまして、不稔もみが多発したわけであります。さらに登熟期におきましても低温の影響を受けまして、その結果、作況指数は、私どもの統計調査部の調査によりますと七一%となっております。