1963-05-24 第43回国会 衆議院 外務委員会 第18号
○堂森委員 そうすると、沖繩から出ていく移民諸君に対しては、日本政府は、潜在主権がある限り、その待遇といいますか、そういう面について内地人と区別すべきものかどうか、どう考えておられるか、その点をお聞きしたいと思います。
○堂森委員 そうすると、沖繩から出ていく移民諸君に対しては、日本政府は、潜在主権がある限り、その待遇といいますか、そういう面について内地人と区別すべきものかどうか、どう考えておられるか、その点をお聞きしたいと思います。
実は私、去年の秋、列国議会同盟会議に行く機会がありましたので、五十日ほどラテン・アメリカの日本の移民諸君が行ってコロニーをつくっておられる個所を三十六ケ所見たのであります。
これはまことに遺憾千万なことでありまして、三十二年の九月以降多額の国費を使い、かつまた移民諸君には全財産を処分して自営農業を夢みたが、その夢が破れて悲惨な敗残者のような立場でお帰りになった。
これは明らかに大使館が出している移民諸君あての新聞なんです。これは月二回ずつ出しているんだそうです。これには、レヒオン・エクストランヘーラというのはカッコして外人部隊だ、しかも反共外人部隊の制度だとはっきりこういう工合に書いてある。ですから、単にドミニカ党に加入する署名だとか協力云々をどうこうというような問題ではなくて、外人部隊ということは明記されている。
われわれの資料によると、一つはあなたの直接監督なさる小長谷大使の言辞ですが、私は天皇の御親任を受けた者であって天皇の御名代である、こういうことを移民諸君に言ったということ。それから、ドミニカの問題を本国に直接知らせるようなことがあるならばあなた方のためにはならぬぞ、あなた方の安全は保障されないぞ、こういうことを小長谷大使が移民諸君に言ったということです。
だから、国内ではあるいはそういうことがあり得るかもしれませんけれども、日本から連れて行った移民諸君が非常に生活が困っておるからといって、かり立てて半強制的にそういうことに引っぱり出してやらせるということは言語道断だと思うのです。しかも、それを外務省の出先当局が半強制的にやったというのだけれども、そういうことをやらしたのですか。
○佐多忠隆君 今の御報告は、小長谷大使の報告をそのままさらに報告をされたんでありまするが、あなたは現地に行って実情をごらんになって、そうして協会の諸君の話もお聞きになり、それから移民諸君の実情もよく聞いておられる。もっとそういうものに即したあなた独自の判断なり、独自のあれも御説明になったらどうか。それから、今の御説明と、この外務委員会でお話しになった今の問題に対するお話とは、かなり食い違っている。
それは、自由職業に関する交換公文というのがございますが、それをもちまして、通常の通商航海条約の場合には、事業活動及び職業活動についての最恵国待遇の措置でいいのでございますが、この場合、特にペルー側が、前回私から説明申し上げました通り、かつて——戦前でございますけれども、日本人移民諸君の活動が非常に盛んでございまして、そのために、ペルー人の間に、日本人の活動のために、ペルー人の職業活動がそこなわれるおそれがあるというような
したがって、その条約の保障のもとに、両国関係は非常に円満にいっておったのでございますが、たまたまわが移民諸君が非常に勤勉に業務に精励された。それ自体非常にけっこうなことでございますが、それに対してペルー側で、ペルーの国民の間に疑心暗鬼と申しますか、そういういろいろ摩擦が生じまして、そのために、ペルー側が昭和十年にその通商航海条約を廃棄した。それ以来無条約の状態になっておった次第でございます。
この点に私はあなた方の責任を問いたいと思うのだけれども、いずれにしても、今の当地の入植当初の調査のずさんなこと、あるいはその後にこういう問題が起きても適切な措置がとられていなかったと、こういう点は全く政府の責任だと、こういうふうに思いますが、そういうことで、まあ今、現地の移民の諸君の通信によると、ほとんど危機に瀕している、こういうふうに言っているので、その飢餓状態にある移民諸君の生活を保障してやるとか
現地に入っているあの移民諸君の、アマゾンでもどこでも旗を巻いて一番困っているというあの状態をどうするかということなんです。なぜ一体ああいうことになるのかということなんです。
○大久保参考人 私は昨年の十二月に神戸を出帆いたしましたぶらじる丸に便乗いたしまして、移民諸君とともにアマゾンに参りまして、アマゾン及び南ブラジル地帯、さらにボリビア、パラグアイ、アルゼンチンの日本人植民地を視察いたしまして、この六月下旬にこちらに帰って参ったのであります。
そういうことは農林省か或いは国内省がやればいいのであつて外務省としては飽くまでもこの対外折衝と申しますか、移住の道を開いて行く、或いは海外に出た移民諸君の安定を図るというようなことに主力を置くべきである。そういうことのために局が必要であるというならば、これは又別問題でありますけれども、今までのような動き方では非常に遺憾である。