2013-03-21 第183回国会 参議院 内閣委員会 第3号
二つ目は移動式処理設備による廃棄事業でございます。これにつきましては、平成二十二年十月、中国南部の南京で処理を開始いたしまして、昨年末までに先ほどの約五万発のうち約三万六千発を廃棄しております。さらに、昨年十二月、作業の加速化を図るべく、中国北部河北省石家荘に装備を導入いたしまして廃棄を開始したところでございます。
二つ目は移動式処理設備による廃棄事業でございます。これにつきましては、平成二十二年十月、中国南部の南京で処理を開始いたしまして、昨年末までに先ほどの約五万発のうち約三万六千発を廃棄しております。さらに、昨年十二月、作業の加速化を図るべく、中国北部河北省石家荘に装備を導入いたしまして廃棄を開始したところでございます。
更なる廃棄作業の加速化を図るべく努力しておりますし、中国北部にも移動式処理設備を新たに導入するべく所要の準備を行っているところでございます。 また、推定約三十万から四十万発とされております遺棄化学兵器が埋設されていると見られます吉林省のハルバ嶺におきましては、本格発掘あるいは試験廃棄処理に向けまして、用地の造成あるいは必要な建物の建設準備等、所要の準備を進めているところでございます。
そしてもう一つ、フジタの社員の方々は、今回、内閣府の進める遺棄化学兵器処理事業に参加することを準備するために中国への渡航をされたわけでございますが、フジタの方々はそれ以前に、八月までと聞いておりますけれども、南京において遺棄化学兵器の移動式処理設備を導入する事業にずっと携わっておられました。そういう意味で、内閣府の方々と八月まで一体になって事業をされてきたわけでございます。
私ども、昨年四月の日中首脳会談の席で、遺棄化学兵器処理のために移動式処理設備の導入を取り決めさせていただきまして、現在、その導入に向かって動いておるところでございます。 この移動式処理設備の導入によって、既に発掘、回収が終わっております四万四千発、こちらの速やかな処理が可能になるものということを承知しておりますので、できるだけ早くということで頑張っております。 ありがとうございます。
事業の方は、これからさらに最後の廃棄処理という段階に入らなければいけないということで、移動式処理設備を導入するなど、できるだけ効率よくこの事業を完成させるために今努力をしている、事業全体としては今その段階にあると認識をしております。
これに関しまして、本年四月には、小規模発掘で回収されました化学剤の処理のために移動式処理設備を導入することが望ましいという判断に基づいて、安倍総理の方からそうしたことの御表明を温総理にもされておるような次第でございます。 こうした行為、着実に進めていくことが我々にとって必要と、かように判断しておる次第でございます。
三年ほど前からずっとこの問題を私も時折取り上げさせていただいておりますが、いよいよ温家宝首相が日本を訪問されて、そのときにも、日中共同のプレス発表というものの中に、中国における日本の遺棄化学兵器の処理に関する日中連合機構の設立ということ、あるいは廃棄プロセスを加速するため移動式処理設備を導入していくということなどが明らかになりました。
○松田政府参考人 今御質問ございましたハルバ嶺以外、いろいろな中国各地に、先ほど申し上げましたように三万八千発等々、中国各地に保管されております遺棄化学兵器の具体的な処理方法につきましては、安全面、環境等の観点から、ハルバ嶺にこれを直接輸送すべきなのか、あるいは、移動式処理設備を導入して、各地でそれぞれ無害化処理した上でハルバ嶺に輸送する、こういうことにつきまして、中国政府と協議しつつ、政府部内で検討
そうであれば、ハルバ嶺に近いところはともかく、その他のところにつきまして、遺棄化学兵器の処理を加速するために移動式処理設備を導入することが望ましい、こういう判断で、導入するということで日中が合意したわけでございます。