2004-05-25 第159回国会 衆議院 環境委員会 第14号
こうした移入種対策が生態系をさらに攪乱することになれば、この法案が持つ本来の目的というものが本末転倒になってしまうような気がいたします。国の防除に対する評価システムというものをやはりここで急いでつくっていかなければ、防除に伴う生態系破壊を行ってしまう可能性がぬぐえないというふうに思いますが、いかがお考えでしょうか。
こうした移入種対策が生態系をさらに攪乱することになれば、この法案が持つ本来の目的というものが本末転倒になってしまうような気がいたします。国の防除に対する評価システムというものをやはりここで急いでつくっていかなければ、防除に伴う生態系破壊を行ってしまう可能性がぬぐえないというふうに思いますが、いかがお考えでしょうか。
次に、本法案のもう一つの大きな問題点は、中央環境審議会野生生物部会移入種対策小委員会で提言された、生物多様性保全上重要な重要管理地域に関する条文が盛り込まれなかったことです。 環境省は、我が国の国土の生物多様性保全のため、平成九年に生物多様性国土区分を発表しました。
中央環境審議会の答申の中に「移入種対策に関する措置の在り方について」という項目がございますけれども、その中では、アレチウリなどによります在来種との競合、そして在来種の駆除が、外来植物による影響の例として示されているところなんですけれども、どのような生物を指定していくのかについては、この法案に基づいた基本方針に基本的な考え方を定めまして、その上で影響の実態を踏まえてさらに専門家の意見をお聴きするということで
それ以後、環境省の中央環境審議会で移入種対策検討小委員会というのを作って移入種に対する対策の在り方が諮問されましたけれども、私はその委員会の小委員長として、昨年十回にわたる委員会の討議を経て中央環境審議会から移入種問題の問題点を答申させていただきました。
○政府参考人(岩尾總一郎君) 第一回の中央環境審議会野生生物部会移入種対策小委員会、今年の二月の二十八日に開かれまして、これまで五回にわたり審議が行われてまいりました。 具体的には、移入種導入に際してのリスク評価がどうあるべきかなどの議論が進められました。先般は、動物輸入業者、釣り業界などの関係業界、それから移入種の研究者などからヒアリング、意見聴取をいたしました。
環境省として移入種対策事業、平成十二年度から奄美大島などにおけるマングースの駆除を実施しております。移入種の具体的な措置の在り方につきましては、本年一月の中央環境審議会に諮問したところでございまして、現在専門の小委員会で審議をいただいている状況にございます。
我が国もこれに沿って移入種対策を検討すべきものというふうに考えております。この指針原則の中で、移入種の持込みに際しましては、影響評価などの仕組みが位置付けられております。 こうした移入種対策の措置の在り方につきましては、今年一月の中央環境審議会の野生生物部会に設置されました移入種対策小委員会におきまして、現在審議をいただいております。
七 遺伝子組換え生物とともに移入種による生物多様性影響が懸念されていることから、移入種対策に係る法制度を早急に整備すること。 八 国際的な生物多様性の確保を図るため、生物多様性条約、カルタヘナ議定書を締結していない米国等に対し、あらゆる機会を利用して同条約、同議定書に参加するよう積極的に働きかけること。また、当該国の遺伝子組換え生物等に係る情報収集に努め、輸入業者等への注意を喚起すること。
七 移入種が、我が国固有の在来種を捕食することや農作物等に被害を与えることなど様々な問題を引き起こしている現状にかんがみ、早急に法整備を含めた移入種対策に関する施策を講じること。 以上であります。 何とぞ委員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げます。(拍手)
これについて、今環境省でどのように取り組んでいるかをまずお話し申し上げたいと思うわけでありますけれども、移入種対策の具体的な措置のあり方につきましては、本年一月に中央環境審議会に諮問をいたしました。そして、専門の小委員会で議論が行われているところでありまして、ことしの秋をめどに答申をいただこうと思っているところでございます。
○中川(智)委員 主に、その中身を検討するときに、中環審、審議会、そしてその中の野生生物部会やまた移入種対策小委員会というところでの議論というのがかなめになってくると思うんです。 私も、昨日夕方、どういう方々が委員になっていらっしゃるんですかということで、名簿をいただきました。
ただ、現在、環境省中央環境審議会の野生生物部会において移入種対策小委員会というところでこの問題検討されると伺っておりまして、その結論で何かこういうことを協力してほしいとかそういうことがございましたら、私ども、関係省庁と十分連絡を取りつつこの問題進めていく必要があるというふうに認識をしているところでございます。
国でいいますと、環境省は将来の法制化も含めてこの移入種対策というものを今考えてきているわけですけれども、農水省としては、こういう例えば検疫有害動物ですか、こういうふうなもののいわゆる移入といいますか入ってくることに対して、聞くところによると、五月の七日に第一回の植物検疫に関する研究会というのがスタートしたというふうに聞いていますが、こういうことについての今後どのような検討をなされようとしているか、お
七、遺伝子組換え生物とともに移入種による生物多様性影響が懸念されていることから、移入種対策に係る法制度を早急に整備すること。 八、国際的な生物多様性の確保を図るため、生物多様性条約、カルタヘナ議定書を締結していない米国等に対し、あらゆる機会を利用して同条約、同議定書に参加するよう積極的に働きかけること。 右決議する。 以上でございます。 何とぞ委員各位の御賛同をお願いいたします。
○福山哲郎君 是非、この野鳥、メジロの輸入、移入種対策についても非常に何というか、注目をして対策を講じていただきたいと思いますし、できれば早急に対策が講じられるようなことを願っています。 先ほどの愛玩飼養のことに一つ戻るんですが、これ今、一羽なら持てるんですね。一羽なら持てるけれども、現実には十羽とか二十羽で逮捕されている例がたくさん出ていると。
○福山哲郎君 もう一つ別の観点から申し上げると、輸入の野鳥は少なくはなっていますが入ってきているんですが、生態系保護の点からも、それからメジロが野に、輸入野鳥が野に放たれて我が国の国産種の生息を脅かしたり、また交配することによって日本古来の種に対し何らかの影響が出たり、そういったいわゆる移入種ですね、移入種対策という観点からも、この現状については環境省としてはどのように御認識をされているのでしょうか
したがいまして、移入種対策として何らかの形で配慮していくということを考えております。 このような移入種対策の措置の在り方については、現在、中央環境審議会で議論をお願いしております。今年の秋を目途に答申をいただきまして、これは鳥以外も含めてでございますが、その内容を踏まえて移入種対策に対する具体的な制度化について検討したいというように考えております。
今後は、保護地域の指定拡充や改正自然公園法等の適切な運用によりまして自然環境保全を一層強化するとともに、NPOや住民の参加による自然再生事業の展開、移入種対策の充実に努めるなど、より積極的な自然環境行政を進めていきたいと考えております。
○谷博之君 それでは最後に、移入種対策の法制化についてお伺いをいたしたいと思います。 重ねて環境大臣にお伺いいたしますが、この移入種対策については、今年八月に環境省で報告書を出しまして、その後ちょっとその動きが止まっております、検討に対してですね。総合規制改革会議の答申では、移入種対策の法制化について今年度じゅうに何らかの方向を出すことというふうなことも答申に出ております。
だということでございますから、そういうことを頭に置きながら、今後も私どもとしてもそういった問題の普及啓発を行ってまいりたいと思いますが、やはり国民によくわかっていただくためには目に見えるような行動もしなきゃいかぬというようなことでございまして、例えば、よく見えるところということで、皇居の外堀のお堀に、あそこにブルーギルが大分ほかっておくとふえそうだというような話もございますから、一つはその辺で、移入種対策事業
新生物多様性国家戦略の「水産動植物の保護のための移入種対策」でも、ブラックバス、ブルーギルといった外来種は、その食性、再生産力等の特性から在来の生態系並びに水産資源に大きな影響を与え、地域によっては、在来種の激変を招いたり内水面漁業に大きな被害を与えていますとして、今後は、地域の実態に応じた外来種の生息域、量の抑制を推進する必要がありますとしております。
今先生御指摘のように、バラスト水に関しては、日本国内というよりも、むしろ日本から外国へ持っていく海水での影響というのが大きいということでございますけれども、国内でも、外来種に対する、どんな影響が出ているとか、どういう対応をしたらいいか、そういうことを含めまして、バラスト水による影響について移入種対策検討会の中で検討してまいりたいと思っております。
委員会におきましては、本法の適用除外となる鳥獣の定め方、平成十一年改正時の鳥獣保護法見直し規定への対処姿勢、生物多様性の確保の担保措置充実の必要性、鳥獣による農林業被害の状況と被害防止対策の現状、総合的な移入種対策の必要性等について質疑が行われたほか、参考人から意見聴取を行いましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。
次に、移入種対策について伺いたいと思います。 改正案では、目的条項や捕獲許可条項の中で、生態系にかかわる被害の防止を明記して、そして移入種駆除ということがすることができるようになったわけですけれども、何を具体的に定めるということなんでしょうか。
○岩佐恵美君 時間があと少しありますので、ちょっと今日出なかったんですけれども、移入種対策について、自然保護グループの皆さんがこれは提案をされていると伺っているんですけれども、移入種対策をどうしていったらいいのかということについて、余り時間がないんですけれども、坂元参考人にお話をいただきたいと思います。
この新たな国家戦略は、種の絶滅を防ぎ国土全体の生物多様性を保全、回復するための方向性を明らかにするとともに、実効性のある施策の展開のための基本方針を示しておりまして、湿地保全の強化、里山の保全と利用、自然再生事業、野生生物の絶滅防止対策、移入種対策などの推進を掲げております。
ちょっと私は納得できないわけで、実態に応じてというお言葉でございますけれども、先ほども国土交通省の説明にもございましたように、実態というのは、移入種がどんどんふえているというのが実態でございますから、私が求める答弁というのは、それに対してどう具体的な対処をするかというまさにアクションプログラムであるわけで、特に、今回の法改正の提案の理由というのは生物多様性の確保であるわけで、しかしながら、その具体的な移入種対策
○牧委員 以上で質問を終わりますけれども、この新しい国家戦略でも、移入種対策というところで、結局、「適切な移入種対策を推進する必要があります。」と。これは必要があるのはもちろん同感ですけれども、これを具体的にどう進めていくのかということをやはりきちっと検討していただきたい、なるべく早期にアクションプログラムをつくっていただきたいという要望を申し上げさせていただきまして、質問を終わります。
今後はどうするかということですけれども、この戦略、計画に基づきまして、環境省としましては関係省庁との連携を更に強化しまして、例えば生態系の保全、それからその絶滅防止対策、自然再生、里地里山の保全、移入種対策、その他環境教育の充実、NPO、市民の参加、こういう観点から具体的な取組を効率的かつ効果的に推進していく、こういう取組をしてまいりたいと思っております。
○岩佐恵美君 それから、先ほど議論があったところですが、もう一度確認させていただきたいんですが、移入種対策です。 移入種問題は、捕食による直接的な被害だけではなくて、既存種の生息条件の悪化、交雑による遺伝子の変化など、生物多様の確保に大きな影響があることははっきりしています。
この政令では、今直ちにこの規定で何をということを想定していませんけれども、何か緊急に風致に影響を及ぼすような行為があった場合、そういうものに対処するために設けた措置でございまして、必要があれば移入種対策についても適用できるものと考えてございます。
琵琶湖をめぐる今後の課題としては、琵琶湖北湖深底部の低酸素問題、ブラックバスなどの移入種対策、水上バイクなどのレジャー規制問題のほか、湖水の二ないし三倍の窒素濃度を持つ雨水の浄化問題などに取り組んでいかなければならないとのことでありました。 次に、ダイキン工業株式会社についてであります。
今後、検討会におきまして、法律による規制措置の必要性も含めまして、その必要性も含めまして移入種対策のあり方を検討していただいて、環境省として移入種問題への対応方針を取りまとめていきたいというふうに考えております。