1974-10-22 第73回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第3号
移入物資が大部分ですから、片一方は持ってくるけれども、帰りがないということですね。それで船が小さいということでコストが高くなるのは当然かもわかりませんけれども、ここにメスを入れなければ、これはたいへんなことになる。しかも、先島のほうに行くほどものすごいのですよ。 一例をあげますと、ここに「竹富町離島における生活必需品の小売価格状況」というのがあるわけですね。
移入物資が大部分ですから、片一方は持ってくるけれども、帰りがないということですね。それで船が小さいということでコストが高くなるのは当然かもわかりませんけれども、ここにメスを入れなければ、これはたいへんなことになる。しかも、先島のほうに行くほどものすごいのですよ。 一例をあげますと、ここに「竹富町離島における生活必需品の小売価格状況」というのがあるわけですね。
ということは、輸入物資等については三百五円よりかむしろ以下の実勢レートで入るものでありますから、三百三円もしくは三百四円という適正なる輸入原価にふさわしい価格の読みかえがなされなければなりませんし、また、いままで沖縄県として琉球政府の立場において本土からの移入物資についてとっておりました物品税その他が廃止されることに伴い、当然三百六十円で読みかえるとその廃止措置の恩典が一部の業者のところで得られて、
さらに、第三点においては、先ほど例をあげられましたように、輸入物資あるいは本土からの移入物資その他について特例措置をとっております。これらのものが、たとえば輸入物資については、これは円圏に入れば三百五円相当の価格になるのが当然でありますから、そういうむしろ三百六十円換算からすれば安くなるべき品物も、一律にそれ以上に上がっている。
今度は本土から送ります移入物資でありましても、いままで物品税その他がかかっていたために沖繩において高かったもの、これはその特例措置というものによって、差し引かれた金額において換算されるべき価格でなければならないということになりますから、これも下がる。
これでは復帰前の沖繩の必需物資の物価が上がらざるを得ないということの対策といたしまして、国から補助金を交付し、従来のドル表示の価格をそのままに据え置かせた、こういう制度でございまして、これが特定物資と称して四百四十品目あったわけでございますが、これは復帰までの措置でございますから、復帰後におきましては補助金は一切打ち切られて、すべて本土の円表示の価格がそのまま沖繩の移入物資の入手の価格になると、こういうことかと
北海道から東北地方への物資の移出は北海道総移出高の二二%であり、東北から北海道への移入は北海道総移入物資の三四%に上り、この両地方の相互依存度はきわめて高いのでございます。
このドルは商業資金として積まれ、貿易の決済に使用されておりますが、移入物資は殆んど消費物資で、生産資材の移入が極めて少いので、現在この商業資金は余つて二千万ドル近く溜つているような現状であります。かように沖縄は豊富にドルを持ち、消費生活のための商業は極めて盛んでありますが、生産業は沈滞して振わず、全く畸形的な経済状態にあるのであります。