1997-03-05 第140回国会 衆議院 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第4号
投票について、日本はこれまで、秘密投票制度とか投票の公正さという極めて潔癖な投票制度だったわけですが、何らかの、電子投票あるいはそこに至るまでの段階の中で、どちらを優先させるかということになると思うのですが、こうした船員の皆さんの投票権問題などを拡充するということについては、何か知恵を含めてお話がないだろうか。
投票について、日本はこれまで、秘密投票制度とか投票の公正さという極めて潔癖な投票制度だったわけですが、何らかの、電子投票あるいはそこに至るまでの段階の中で、どちらを優先させるかということになると思うのですが、こうした船員の皆さんの投票権問題などを拡充するということについては、何か知恵を含めてお話がないだろうか。
それからもう一つ、これは余りよく知られていない点だと思うのですが、ワシントンに国際選挙制度財団という、これは一種のシンクタンクなんですけれども、それがあって、そこの理事だか専務理事だかの話によると、日本の現在の投票制度は秘密投票制度とは言えないという判定が下されているのですね、これは財団としてあるわけじゃないのですが。
選挙法の改正意見については、都道府県選管ないしは全国市区選管連合会あるいは法務当局が発表している改正意見、要望書にほとんど尽きるので省略をいたしますが、投票について二、三の問題点を指摘されたので、これをお伝えいたしますと、まず不在者投票についてでありますが、封筒に投票者の氏名を書くことになっているが、これは秘密投票制度に反するものではないかという点、代理投票において、字を書く能力がありながら書けぬと
たとえば、そういうものと関連を持ちますものとして考えられますものは記号式の投票制度で、この点などにつきましても、記号式が一つの進んだ制度であるという考え方だけでなくして、憲法に保障されております秘密投票制度というものが、だんだんに現在においては破られていくのではないか。