1974-02-20 第72回国会 衆議院 外務委員会 第5号
○渡部(一)委員 それなら前に金烏工高の問題が起こったときに、金烏工高に関する交換公文があとから出されて、これは秘密交換公文だと騒がれた問題ですが、この際にあなたは、予算書の中に金烏工高という名前が入っている、款項目の中にある、金烏工高ほか十四項目がある、そう言って昨年度の予算案について弁解をされました。当委員会において弁明されたじゃないですか。
○渡部(一)委員 それなら前に金烏工高の問題が起こったときに、金烏工高に関する交換公文があとから出されて、これは秘密交換公文だと騒がれた問題ですが、この際にあなたは、予算書の中に金烏工高という名前が入っている、款項目の中にある、金烏工高ほか十四項目がある、そう言って昨年度の予算案について弁解をされました。当委員会において弁明されたじゃないですか。
それは一九五一年の十一月に、日本とアメリカとの間に秘密交換公文があるということが言われておるのですよ。従って、当時そのホノルルの裁判官はこれを引用しておる。こういうことがあるからお前は日本人じゃないのだ、こういうことを言っているということが学者の間で言われておる。そういうものは全然ないのですか。こういうものがあるとすれば、これはある程度両国の間の話し合いがあるということになる。
前国会にはベトナム賠償協定に関連する秘密交換公文がちゃんとありながら、衆議院にはとうとうこれを示されなかったじゃないですか。そうして国民や国会になるべく隠れて事を運ぼうとする。そういう点にこそ岸首相自身の体臭があるのです。その要領のよさと陰険な暗い影が危険だといわなければならないのです。
この秘密交換公文の内容についても問題とすべき幾多の点があるところでありますが、何よりも問題なのは、参議院での追及を受けるまで交換公文を国会に対して秘密にしていたという政府の態度であります。
○大和与一君 先般のこの秘密交換公文にしても、それを発表になるまでは黙っておって、発表になったら、こんなものはあってもなくてもいいと言い出したりして、いろいろ言い方があるのですけれども、一体、この調印をしたということは事実なんですから、これに対してそれでは、閣議決定はなくても、政府としてはその報告を受け、しかもそれを了承しておる、ここまで言えなければ私はまとまったことにならぬと思うのですが、その辺は
○小林孝平君 途中中断をいたしましたので、午前からの連絡がよくおわかりにならないようなことになったのではないかと思いますが、秘密交換公文に関連いたしまして、その性格それから今後の交換公文の取り扱いについて継続してお尋ねをいたします。 そこで、先ほど政府は、これからは国会を尊重すると答弁されましたけれども、この賠償協定の国会の承認を求めることについても国会を尊重しておられますか。
○小林孝平君 それでは、これから先般政府が発表いたしました秘密交換公文について、数点お尋ねをいたしたいと思います。秘密交換公文が先ほど発表になり、そういうものが現に存在したということは、ベトナム賠償に関する国民の疑惑を一そう深めたわけであります。政府は外交上の秘密に名をかりて、国民の目から国際関係の実態を遮断しているものであると思います。
ただ秘密交換公文みたいなものが一つあるかもしれませんが、それ以外のものは発表になっておると思いますが、御必要ならば、発表できるならばプリントにでもして……。