1966-02-23 第51回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第4号
この前、佐藤総理が、OECDの科学関係閣僚会議に御出席になった、あのときの報告書を見ると、その国の経済の繁栄は、その国が持っておる知識の量によって決定されるということがいわれておる。ところが、わが国の実態は、知識の量はむしろ外国に依存しておる。そしてOECD諸国に比べて最低である。
この前、佐藤総理が、OECDの科学関係閣僚会議に御出席になった、あのときの報告書を見ると、その国の経済の繁栄は、その国が持っておる知識の量によって決定されるということがいわれておる。ところが、わが国の実態は、知識の量はむしろ外国に依存しておる。そしてOECD諸国に比べて最低である。
それからOECDプロパーの活動とは一応形の上では別になっておりますけれども、科学関係閣僚会議というものをOECDが事務局となって行なっております。これは一昨年佐藤総理が科学技術庁長官時代にオブザーバーとして出席されましたのが第一回でございますが、それが隔年に開かれることになっております。ことしの十月にまた開かれる予定になっております。
それと同時に、この間OECDの科学関係閣僚会議の記録なんかを拝見しますと、現在の各国の科学の発展をとどめておる要因はおおむね二つある。一つはやはりそれぞれの国における官庁のなわ張り争いだ、いま一つは、大蔵省の無理解と非協力、こう言っておる。各国の大臣がみなそういうことを言っているから、日本だけじゃないのだと私思って安心しておったのです。
それから、十月にパリでOECDの最初の科学関係閣僚会議がございまして、佐藤長官が出席して、無事任務を果たして帰られました。 大体以上御報告申し上げます。
私は、科学技術庁長官の重責をにない、去る十月初め、経済協力開発機構の科学関係閣僚会議に出席し、欧米諸国の科学技術担当首脳者とひざを交えて懇談し、また西欧諸国における科学技術の目ざましい進展ぶりをつぶさに見てまいりました。
これはOECDの科学関係閣僚会議でも指摘されたことだと思いますが、大蔵省の科学投資に対するいわゆる不当な干渉ということばで指摘されておる。要するに科学技術あるいは研究投資というものは、いわば自然界の真理を研究し、探究をする、これを国民の生活なり産業の発展に役立てるという意味においてりっぱな投資なんですね。しかし、この投資というものは、その年度内においてバランスがとれるというわけにはいかない。
○国務大臣(佐藤榮作君) 私は、科学技術庁長官の重責をにない、去る十月初め、経済協力開発機構の科学関係閣僚会議に出席し、欧米諸国の科学技術担当首脳者とひざを交えて懇談し、また西欧諸国における科学技術の目ざましい進展ぶりをつぶさに見てまいりました。