1983-05-12 第98回国会 参議院 文教委員会 第8号
それから科学者の代表としてだれがふさわしいかを判断するのは科学者自体でございますが、これを選挙によるというのが、表現としてはあるいは測定としては最も端的な方法である。それから学術会議の独立制というものともこれは非常に密接な関係がある。科学者との直接の結びつきということから見ても直接選挙制というものは残しておく必要があると、こういうようなこと。
それから科学者の代表としてだれがふさわしいかを判断するのは科学者自体でございますが、これを選挙によるというのが、表現としてはあるいは測定としては最も端的な方法である。それから学術会議の独立制というものともこれは非常に密接な関係がある。科学者との直接の結びつきということから見ても直接選挙制というものは残しておく必要があると、こういうようなこと。
これは多くは科学者自体の努力によるところがあり、また同時に、もちろん政府、国会、そのほか各界の御理解をいただく必要がある問題だと思います。
ただ、国際環境保全科学会議は各国の持ち回りの会議ではございませんで、日本の科学者自体の要望によってこれを国際的にやりたいということでございますので、果たしてできるかどうかの準備等をやっておりまして、五十年度の予算概算要求の段階において、これを総理府において正式に取り上げた次第でございます。
これはもちろん科学者自体にも責任がございますし、問題はいろいろあるのですけれども、基礎研究というものを、何か日本では、それが実際に結びつかないものであるとか、どうせすぐには役に立たないとか、あるいは非常に理論的なものであるとか、部屋の中でやるものであって、あれは海そのものではないとか、いろんな誤解があってのことだろう、そういう面もあるだろうと思われます。
これは先般も日本科学者公害シンポジウムにおきまして科学者自体が深刻な反省の上に立たなければならぬ、こういうようなことで決議までいたしまして、対策を何とか前向きに講じなければと、こういうことで検討されていたようでございますけれども、そういう非常に深刻な事態にあるということをさらにひとつ認識を改めていただきたい。
○高木説明員 実は、科学衛星につきまして、二、三年前までは確かに日本の科学者の中でそういう意見が——そういう意見というのは、現在米ソが科学衛星を百個とかあるいは毎年何個とか上げておるのに、さらに日本ではかる何ものがあるだろうか、こういうことは科学者自体が非常に反省をいたしました。
会議が多い、判こをつくことが多い、あるいは助手の月給を心配しなければならぬといったような、まことに科学者自体の本質から離れたことにわずらわされることが多いわけです。
日本の科学者自体の素質も決しておくれているものではないから、やはり皆さんがその気になって進めていこうということで討議をされながら、十分に成果をあげ得るような——もうあげるべき条件はできておると思うのです。
こういうような事態がなぜ起るかといえば、結局科学者自体、また企業自体が、科学技術の振興を自己の利益と自己の生活の具に供しようという状態が放任されているところに、私はアメリカのソ同盟に敗れている現状の大きな動機があるのではないかと思う。この点について、正力国務大臣の御所見はいかがでしょうか。
そのときには、科学者自体はまっ先に職工になって、科学者の機能を発揮できなくなる時期がきます。すなわち、科学者というものは、自分でどうやったら一等いいのかと考える自由度がない限りにおいては、科学者は生きられない。その自由度を全然なしにしてしまって、これをやってくれ、それをやってくれということは、当座はいくのでありますが、それがいつか、ある程度続きますと、できなくはる。