1984-04-17 第101回国会 衆議院 本会議 第18号
総理の科学的頭脳で明快な御答弁をお願い申し上げまして、私の意見と質問を終わらしていただきます。(拍手) 〔内閣総理大臣中曽根康弘君登壇〕
総理の科学的頭脳で明快な御答弁をお願い申し上げまして、私の意見と質問を終わらしていただきます。(拍手) 〔内閣総理大臣中曽根康弘君登壇〕
日本の待遇が悪いのもありましょう研究の便益もございましょう、科学的頭脳が海外に輸出され、海外に出ていくという問題がございます。そういう問題に対して英国も非常に悩んでおったようでありますが、わが国でもそういう問題、具体的に聞いておりますが、大臣として、責任者としてどういうふうにこの問題をお考えになっておるのか、まずその問題からお聞きしていきたいと思います。
○国務大臣(大平正芳君) うかつに処理するつもりは毛頭ございませんので、非常に政府も時間をかけてあらゆる角度から科学的頭脳を動員しまして日米間で検討しておるわけでございます。デンマークの例がございましたけれども、ことしの初めにデンマークの外相が参りましてその点聞きただしてみましたが、ただいま寄港の要請があれば好意的に考慮するであろうということで、ございます。
それは何であるかと申しますと、われわれ日本人の持てるところの科学的頭脳を働かしめたらいいのじやないかということを申したのでありますが、その当時の閣僚の人たちは当座逃れのお話をなさるのであります。今日石炭が三千万トン、來年度は三千六百万トンという目標を置いてやつておりますが、この石炭の消費節約につきまして熱管理を何ゆえもつと政府は力を入れないのか。
今日本が文化國家として立ち上りますためには、日本人の驚くほどの科学的頭脳を働かしめなければ、いずれの日か、日本人の立ち上る日がありましようか。私はこのままにして放置するならば、日本は奴隷と化するのではないかと考えます。一々具体的に申し上げると時間がかかりますから申し上げませんが、とにかくわれわれ日本人の頭脳が科学的に秀でておることは、総理もよく御承知であると思う。