1955-12-10 第23回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第2号
しかもそれは近い将来であることを希望いたしますが、この原子力局を中心として、科学技術省なり庁なりというものを作っていただきたいということを考えておりますが、御所見をお伺いします。
しかもそれは近い将来であることを希望いたしますが、この原子力局を中心として、科学技術省なり庁なりというものを作っていただきたいということを考えておりますが、御所見をお伺いします。
○志村委員 この原子力はあらゆる高度な科学の総合の結果であるばかりか、その応用の面におきましても、今後の産業開発の技術的基礎となるべきものと私は考えており、現在その基礎になっておるのでありますが、これらの科学技術とは一体不可分の関係にあります科学技術の総合行政機関が必要となるということも当然考えられるのでありますが、現在いわれておるところのいわゆる科学技術本部、あるいは科学技術省とか科学技術庁というようなものの
それから第三点でありました工業技術院とはどういうことになるかということでありますが、これは実は一部には科学技術省というものを作りまして、そういうものを全部吸収したらどうかということがわれわれの党においてもあるいは民主党あるいは社会党——社会党の松前君がその科学技術省の提案者であったのですが、そういう御意見も多々あるわけですけれども、しかしながらそれを一ぺんにやるということも困難でありますし、またそれが
○齋藤小委員 今の科学技術省の問題は、私から申しますと曲りなりにも党としてこういう意見が出てきているのは民主党だけだと思う。自由党も社会党も、ここへ小委員がお集まりになってこの問題に対していろいろ御意見を戦わしになっているが、党としての結論は出てきていないのではないかと思います。
私はこういう段階を経て来た日本の現状におきましては、科学技術省的なものもこれはできるだけ遊離しない、そうして成績をあげ得るところのもの早くつくる。
私はさつきから、ちよつと次官もお触れになつたようでありますが、やはり科学技術省といつたものを置いて、日本の政治、政策をここに重点的に集中しなければならぬ。ドイツがああいうぐあいに急速に進展復興した原因も、私はここにあると思つておるのであります。そこで運輸省は、科学技術を応用される面が非常に広いのでありますから、従いましてこの科学振興の中心勢力におなりになつたらどうか。
(拍手)その第二点は、これを裏づけいたします科学技術振興の方策として、英国におけるがごとく科学技術省を設置して、今日におけるごとき貧弱なる研究体制にほうつておくことなく、研究機関の新設または拡充を行い、貿易政策に基く重点的な研究体制の強化、そうして貧弱なるわが国の物的資源にかえますに、すぐれた頭脳的な資源の開発、これを行うところの意図が政府にあるかどうか。
その意味から申しまして、私はこれを統制いたしますために、科学技術省というような考え方もあるのでございますが、こういうのはあまり利益がないのではないかと思われる次第でございます。
私の考えでは各省にそういう技術研究所のようなものを設けるのではなく、内閣直属の元の技術院のようなものを設けたらいいではないかと実は考えておつたのですが、そこで農林省にある技術研究機関あるいは商工省その他の各省にある技術関係を全部統轄して、内閣直属の科学技術省あるいは科学院とも称すべきものを設けた方がいいのではないかと考えておるわけであります。