1973-09-11 第71回国会 参議院 逓信委員会 第17号
科学技術教育放送局としては日本で初めてのケースであり、この電波の免許についてはいろいろな騒動もありまして、行政訴訟も起こるというようなこともあったことは事実でございますね。 この扱いについては私は何回も言ったんですけれども、どうも私たちの考えているところからだんだんと遠ざかって、逆の方向へ逆の方向へと行っておる。
科学技術教育放送局としては日本で初めてのケースであり、この電波の免許についてはいろいろな騒動もありまして、行政訴訟も起こるというようなこともあったことは事実でございますね。 この扱いについては私は何回も言ったんですけれども、どうも私たちの考えているところからだんだんと遠ざかって、逆の方向へ逆の方向へと行っておる。
スポンサーつけて営利本位のような科学技術教育放送局の性格を全くくつがえしたような番組をつくっておるんじゃないですか。それに対して一片の反省もないというようなことは、これは主務大臣としてとんでもない話ですよ。国民に対して迷惑をかけているじゃないですか。これは財団だって姿勢を正してもらわなければならぬ。
これは労使関係について、私は深く立ち入ることは避けますが、少なくとも、科学技術教育放送局として設立された趣旨にかんがみましても、電波というのがもう広く国民の共有物である、そういう立場に立ちましても、そこに労使間の正常化を常に考えできるだけ労使一体になって事業の発展のためにいけるような体制を私はこれは考えるべきだと思うのですよ。
会員が金を出して大事な科学技術教育放送局として日本の科学振興に寄与しようという、そういうためにつくられた放送局だから、じゃみんなで協力してやりましょう、会員によって会費を集めて運営をしていくというその根本思想がくずれたのは一体何か。その間、政府はどういう啓蒙活動をし、どういう認識をしてもらうために努力をされたかということを私は聞いているのです。