1967-05-11 第55回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第5号
それから「科学技術庁案、液体推進の技術不足」これにも総合的な長期計画を立てなきい。そしてそのあとに、早くも大蔵省は難色を示してきたとある。これは、いま大臣も言われましたように、各省庁がばらばらでありますと、頭脳にしても、それに対する資金にしても、ずいぶんロスが多いと思いますからこういう難色を示していると思うのです。
それから「科学技術庁案、液体推進の技術不足」これにも総合的な長期計画を立てなきい。そしてそのあとに、早くも大蔵省は難色を示してきたとある。これは、いま大臣も言われましたように、各省庁がばらばらでありますと、頭脳にしても、それに対する資金にしても、ずいぶんロスが多いと思いますからこういう難色を示していると思うのです。
独任制機関のうちでも、科学技術省案と科学技術庁案とございます。科学技術名案は一つの省として主任の大臣を持ち、格上げになりますけれども、一方、総理大臣の持つ強い調整権限を利用できないという欠陥が生ずるわけであります。
御承知のように、三十四年度予算概算要求につきましては、去る八月末に科学技術庁案を作成いたしまして、大蔵当局に概算要求書を提出してございます。その予算案につきましては、目下当局と折衝中でございまして、政府案として確定したものでございませんので、その点御了承の上、御調査をお願いいたしたいと思います。 まず、お手元に差し上げました資料に基きまして御説明を申し上げます。
昨年の秋になりまして、この科学技術庁案が相当具体的になって参りましたので学術会議としても種々論議を重ねました結果、政府に申し入れをいたしました。それを御参考のために読み上げたいと思います。昨年の十月三十一日の日付でございます。学術会議会長の名前で内閣総理大臣あてに出しました申し入れであります。
われわれも科学技術庁案というものを推進していこうと思うのですが、これは大体どのくらい——いつごろそういう結論が出てきますか。
昨年の春この問題を総会にかけて審議いたしました結果は、いろいろと議論がございまして、その当時提出されておりました科学技術庁案そのままの形においては適当でないとする意見が大多数でございました。
○松前重義君 新しい研究に対する方向を具体的にこの科学技術庁案の中に盛り込んでいないが、むしろその方向に行くべきものである、こういうお話でございました。海水の研究、あるいは海の波を利用した発電というようなものも考えられております。あるいは潮の干満による発電の問題もございまするが、これらの問題は、私は現在の日本の科学技術研究に対する一つの穴であろうと思うのです。