1977-02-21 第80回国会 参議院 予算委員会 第2号
そのほかに各大臣が私的諮問委員会というのをずいぶんつくっていらっしゃいますね。それから、そのほかに各局でもそういうようなものをつくっておられるわけですね。これに対する私は資料を要求していたわけですが、いまだもって私のところへは国土庁が何か持ってきただけで……。いまここに八つだけしか出ていないわけですね。省庁八つしかないわけですか。これ全然出てこないというのはどういう意味なんですか。
そのほかに各大臣が私的諮問委員会というのをずいぶんつくっていらっしゃいますね。それから、そのほかに各局でもそういうようなものをつくっておられるわけですね。これに対する私は資料を要求していたわけですが、いまだもって私のところへは国土庁が何か持ってきただけで……。いまここに八つだけしか出ていないわけですね。省庁八つしかないわけですか。これ全然出てこないというのはどういう意味なんですか。
これはひとつ衆議院の方では私的諮問委員会的なものを何かちょっと触れられたようですが、一歩進んで、政策審議会的なベースに置きかえるというようなことがさしずめ必要になってきたように思うのですね。通信の将来というのは非常に大変ですよ。そういう意味で、いまにわかに私も思いつきみたいに出しているわけで、急に答えも出ないでしょうが、一遍検討してみませんか、大臣は。
いま、「防衛を考える会」でこういうふうに決まったから、その答申を求めているのじゃないかということでございますが、従来のああいう私的諮問委員会におきましていろいろの御意見があるということ、それはやはり国民各界各層の御意見なのだ、私はそういうふうな受け取り方をするわけでございまして、そういうものを聞きながら防衛庁自身としての自主的な判断というものはその次に行われるべき問題である、そういうふうに考えておるわけです
特に今度の小選挙区制の問題に対するいわゆる私的諮問委員会なるものは、そういうにおいが非常に強いということを私はこの際言っておきたいんです。ああいう重大な問題は、だからああいう私的諮問委員会などという、そういう形でやるべきものじゃないということですね。やるならばもっと大きな場で意見を求める、少なくとも国会の承認を得るとか、そういう形をとらなければ私はうそだと思うんです。
そこで審議をされて作業に至らなかった区割りを、私的諮問委員会で補完をするという意味で報告書をつくるのだ、こうなってきますと、あなたがどういうふうに強弁しようとも、この私的諮問委員会というものは脱法的なにおいがふんぷんとしてくる。なぜ、区割り委員会は、正式の審議会でやらなかったことを私的諮問委員会で補完をできるんですかね。私はこういう委員会の声明文を見ますと、ますます疑問を持ってくる。
それは、先般、区割り委員会を設けましたが、この区割り委員会の性格が私的諮問委員会と、こうなっておるのです。一体この私的諮問委員会という性格は何なのか、これはきょうはまあ当該委員会でもありませんから、そう多くのことは申し上げませんが、この国家行政組織法第八条との関連で今日までかなりな議論を呼んだ問題であります。
しかし、最近私ども政府のやっていることを見ると、長官の見解とはかなり違って、私的諮問委員会まで入れると逆にふえておるのではないだろうか。最近は法律で置くとか、そういうものとは別に、農林大臣の個人の諮問機関だとか、あるいは何々大臣の個人の諮問機関だとかいう形のもののほうが最近はふえてきておるのではないだろうか。