1976-05-10 第77回国会 衆議院 大蔵委員会 第10号 しかし政府は、福祉よりも産業優遇的な政策を基軸といたしましてパイを大きくすることから出発し、福祉極大化への財政配分は事後の問題といたしまして、日本銀行及び銀行の擬制的な信用膨張の拡大を通じまして成長通貨の散布を先行せしめ、貯蓄と投資の事後的な均衡を図り、大企業、寡占企業の資本蓄積を税制面から補強をし、高蓄積、高投資機能を助成し、大企業主導の経済成長を定着せしめました。 坂入長太郎