1949-11-30 第6回国会 参議院 予算委員会 第10号
従いまして私は厚生当局の数字を本日承りまして、又その数字が私共の目から見まして、私は厚生省当局がそのように怠慢であるとは思いませんけれども、伝統的に我が国に溶きましては人の生命を尊重し、その国民の幸福と福祉を守る観念が政治においても輿論においても弱いというところから、厚生省当局の御努力が十分にまだ効を奏してないのではないかと思います。
従いまして私は厚生当局の数字を本日承りまして、又その数字が私共の目から見まして、私は厚生省当局がそのように怠慢であるとは思いませんけれども、伝統的に我が国に溶きましては人の生命を尊重し、その国民の幸福と福祉を守る観念が政治においても輿論においても弱いというところから、厚生省当局の御努力が十分にまだ効を奏してないのではないかと思います。
そうして「国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」と憲法に明記しておきながら、あの憲法はただ気安めの憲法と解してよい筈は私はなかろうと思います。従いましで厚生省当局は国民の生命並びに福祉を護るにもう少し勇敢であつて貰いたいと思います。他の省よりももつと強い省でなくてはなりません。
今回身体障害者福祉法のごときも、その審議会のいろいろの御検討が非常に反映して、皆さまの御協賛を得て、いよいよ本日を以て可決されましたので、近く法として実現を見る次第でございます。
とありまして、この第二項にございます「公共の福祉に適合する」こういう意味において、この立法は第二十九條第一項の違反にならないものである、かような結論に到達いたしておるのであります。なおここに至りました経緯につきましては、さらに詳細に田口生産局長からお答えいたしたいと存じます。何とぞ御了承をいただきたいと思うのであります。
公共の福祉に適合するように、法律で財産権の制限をいろいろ定められるということはわかつている。しかしその場合はみなが平等に取扱われておる。しかし本法案は直接その鉱害に関係のない炭鉱業者のみがここに適用されておる、そこにむりがある。
この特別鉱害を復旧するということは、まず第一に危害の防止、交通の確保、また民生の安定、食料の増産、出炭の確保、こういうような公共の福祉を確保するために必要不可欠なものであることは、今までにおきましてもるる申し上げた通りでありまするが、またこの公共の福祉確保に必要でないものは、この特別鉱害として扱わないことになつておるわけであります。
さらに身体障害者福祉審議会という審議会がございまして、この審議会の特別審議会において、いろいろと検討いたしまして定められたものが、この第五十條の「身体障害者」に該当するのでありまして、これはほとんど一人歩きはできない、だれか介護者がいなければ、一人ではとても汽車に乘つたりおりたりすることのできない者に限定いたしております。
○大石委員 お配りしました法案の第二節に、身体障害者福祉審議会というものがございます。この身体障害者審議会というものは、中央には中央身体障害者福祉審議会がございますし、各府県にはさらに地方身体障害福祉審議会がございまして、この審議会において十分その資格を認定したものをさすことにいたしております。
まず青柳一郎君外十名提出の身体障害者福祉法案を議題といたします。 お諮りいたしますが、本案に関する質疑は、すでに終了いたしておることと存じますので、この際質疑を打切りたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○松永委員長代理 御異議がなければそのように決し、青柳一郎君外十名提出の身体障害者福祉法案の採決をいたします。本案を原案の通り可決するに賛成の諸君の起立を願います。 〔総員起立〕
○松永委員長代理 御異議がなければ、青柳一郎君外十名提出の身体障害福祉法案を再議に付します。 この際、お諮りいたします。本案に関しましては、運輸委員会より連合審査会開会の申入れがございますが、身体障害者福祉法案に関して、運輸委員会と連合審査会を開くに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
昭和二十三年七月、新らしい国有財産法が施行されました結果、国有財産の分類方法が変更されまして、即ち旧法では一、公共用財産、二、公用財産、三、営林財産、四、雑種財産の四種に分けておりましたものを、新法では、これを先ず行政財産と普通財産との二つに分類し、このうち行政財産は更に一、公用財産、二、公共福祉用財産、三、皇室用財産、四、企業用財産の四種に細分することになつたのであります。
火曜日) 議事日程 第十九号 午後一時開議 第一 国有鉄道運賃法の一部を改正する法律案(内閣提出) 第二 食糧確保臨時措置法の一部を改正する法律案(第五回国会内閣提出) 第三 復興金融金庫法の一部を改正する法律案(内閣提出) 第四 復興金融金庫に対する政府出資等に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出) 第五 旧軍関係債権の処理に関する法律案(内閣提出) 第六 身体障害者福祉法案
○波多野鼎君 日本專売公社法につきましては、公社の従業員の問題に関しまして、この法律では保護が十分でないと思うので、そういう点について修正案を出すべく準備いたしておりましたけれども、関係方面からのことがありまして、十分目的を達することができなかつたのは非常に残念に思いますが、この法律の運用におきまして、政府の側では十分従業員の福祉増進に注意するように、公社を指導して頂きたい。
もし多少つけ加えて申し上げますれば、今の兒童福祉の問題でありますが、これに対しましてははつきり計画を持つておるようであります。それから奨学資金を受ける学生に対しましては、二十名を限度としましてパルサル博士が試験して決定するということになつております。そのほかのことは別にわかつておりません。
従つて「運輸大臣は通運事業の免許に関し妥当な基準を定め、これを公示し、この基準に適合する申請があつたときは、当該事業の経営により公共の福祉に反する結果を生ずるような競争がひき起され、又は鉄道施設の効率的利用を妨げる虞のない場合においては事業の免許をすることができる。」と改める。
北海道西北部開発上の重要線であります天塩沿岸鉄道は、昭和十六年十二月羽幌町より築別まで北進延長せられ、該地方重要産業の進展に資し、沿岸住民の福祉を増進したる点、まことに少からざるもりがありますが、築別駅より初山別村を経て遠別駅に接続する四十九・二キロ予定線は、昭和十三年度より五箇年計画をもつて一部着手せられたのでありますが、途中三箇年の延期となり、さらに終戦によりこれが全面的中断に逢着しましたことは
昨日厚生委員会より議了いたしました議員提出の身体障害者福祉法案につきましては、厚生委員会において再議に付することになるようでありますが、この法案には鉄道運賃に関する部分を含んでおりまして、本委員会に密接なる関連を有しておりますので、厚生委員会がこの法案を再議に付することになりましたならば、厚生委員会と運輸委員会と連合審査会を開くことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
われわれといたしましては鉄道の公共性、並びにその附近の人々の福祉のために、万数の強力をいたして、便利をはかりたいと思いますので、今後いろいろ研究いたしまして、街趣旨に沿いたいと思います。
公共事業は御承知のように災害復旧とか、緊急止むを得ないものを先になさいまして、また国土の開発、資源の開発についてのことをなさいますのでございますが、一方国民のために保健衛生だとか、教育だとか、それから社会福祉など国民生活の要求を充足するところの工事もなさると思いますので、この際に総理大臣に、日本中にございます官公立の病院でございますが、殊に只今荒れておりますので、抜本的に公共事業費を使つて改善なさる
その後、政府は、日本国有鉄道が能率的な運営により公共の福祉を増進するため、特にその会計面において自主性を與え、企業性を発揮するよう、会計の規定の改正を調査研究し、今回ここに改正法律案を提出することになつたのであります。 改正法律案は、現行法第三十六條から第五十一條までを改正し、別に第十二條第二項第三号中に字句を補足し、附則三項を設けています。
由来、文化国家の立場から考えられますことは、学界において世界に優れた学者が続出されると共に、国民一般の文化水準も又世界の水準を出て、真に世界の平和、人類の福祉に貢献することであります。私はこのときに当つて世に勿体ないと思うのは、薪炭赤字補填に支出されるところの五十四億円であります。
科学技術振興に関する決議 科学及び技術の振興は、国家の文化的任務及び国民生活の向上の見地よりする当然の要請たるのみならず、延いては世界の文化の発達と人類の福祉に貢献し、以て平和愛好諸国民の信頼を得る所以である。
次に通運事業法案は、小運送業の現状には独占的な弊害が見受けられ、荷主、公衆に対するサービスの低下の傾向も生じておるのでありますから、この際すみやかにその弊害を取除き、通運事業の公正な競争を保障し、その健全な発達並びに鉄道による物品運送の効率の向上をはかり、公共の福祉を増進せんとするものであります。
従いまして、日本通運株式会社を廃止するという法律案について強く反対する意思はないのでありますが、日本通運株式会社法を廃止いたしまして、小運送業及び通運事業を公共の福祉と社会化のためにつくらなければならない通運事業法の内容が、きわめて社会化されておらない、さらに公共の福祉に沿うような形において立法化されていないという点が、われわれの反対しなければならない内容であります。
○岡(良)委員 医務局長にお伺いいたしたいのでありますが、このたび身体障害者の福祉法案の対象に、結核のアフター・ケヤーのケースが除外されておるのでありまして、これは御存じのようにアフター・ケヤーの過程にある諸君が、福祉法案の対象に含めてくれということを強く全国的に要望しておられましたが、除外されております。
――なければ、次に日程第五、文書表第四十六号、未亡人母子福祉法制定の請願及び日程第五十二、文書表第四百六十三号、未亡人母子の福祉増進に関する請願を一括議題といたします。紹介議員岡良一君。
○小島説明員 母子家庭の困窮につきましては、政府といたしましても、種々配慮いたしておるのでございますが、現在の対策としましては、兒童福祉法その他関係法令の運用、または必要ありますれば、これらの法の改正によりまして、十分この福祉の向上をはかり得るものと考えており、特に母子福祉法という法の制定は、必要がないと考えております。
○政府委員(古橋浦四郎君) 少年法の中に刑事訴訟法において認められるような強制的な力を用いる場合という御質問でございますが、その強制的な処分をいたしますのは、少年の福祉を保護するために特に強力な手段が講じられたのでありまして、少年自身に対する証拠発見とか、或いは処分を重くするとか、その他の強制処分の意味ではありません。その点につきましては現行の法律でいたしても差支ないように考えております。
しかしながら、この公共性というものの一番大きな目途は一体どこにあるか、これは学術の発展、文化の発展に寄與することによつて、国民の福祉を増す、そういうことに資するということが一番大きな公共性である。そういうふうに考えるわけでありまして、この公共性を高めるということは、そのように考えられなければならないのであります。
これは市民のつまり生活の定際面から、又更に札幌が将来の目標を五十万、百万の都市にするという上から言つても、この場合先には成る程方空法の適用を受けて四十五メートルにしたのであるが、その防空法の四十五メートルというのが正しいものであるか、折角それを協力して道路拡張の態勢をとつた以上においては、やはりそれを都市計画の面においても同じ効果があるとするならば、これを更に立派な道路としてそうしてこの市の市民の福祉増進或
市議会は与えられた機能によつてその市民の利害福祉を考え又市の将来の発展というものを慎重に考えて、そうしてこの四十五メーターが妥当であるというその判断を以てそうしてこの当初からそれぞれの議案に対して適正な議決を行なつて参つたものと信じております。
この間も去る委員から質問がありましたが、映画のスターをおとりにしたり、あるいは酒を飲ませるとか、あるいは女ばかりのハイキング乗りをしたということが出ておりますが、いかにも国鉄が赤字を出しますことは、めぐりめぐつて国民の不利益になり、国鉄の健全なる経営は、公共の福祉にも深くつながつておりますが、反面考えてみますと、国鉄が黒字になりさえすればよい、増收になりさえすればよいということで、国民経済的に見ましてまつたく
議会にただいま身体障害者福祉法案というものが出まして、その五十條に、鉄道運賃をこれらの身体の障害のある人に相当割引するという法案が出ておるのでありまするが、この事柄の実態につきましては、私どもも社会的見地からこれに異存はないのでありますけれども、それぞれの法律で、当運輸委員会に対しまして連絡なしに、思い思いに国鉄の運賃制度を改変するような法案が出ますことは、将来非常にこれは重大な問題でありますから、
○政府委員(石井昭正君) 身体障害者福祉法案の附則で以て国有鉄道運賃法の改正案が出ておりまするが、これは実は議員提出の法案でございまして、一応行政府でありますところの我々といたしましては、形式的には関係ないことになつておるわけでございまするが、このいきさつをざつくばらんに申上げますると、身体障害者に対してもろもろの福祉を国家の手によつていろいろ御計画になつて、そうして又その際の費用も負担されるというような
○村上義一君 ちよつとお尋ねいたして置きたい問題があるのですが、この問題はまあ後で伺うとしまして、この議員の発議案で、身体障害者福祉法案というのがあるのであります。この附則の五十條に、国有鉄道運賃改正が出ておるのです。一つの国会に二つの運賃改正法律案が出るということになるのですが、これにつきまして、一体政府はどういうふうにお考えになつておるか、伺いたいと思います。
もつとも基本的人権は、御承知のように各人の人権が競合いたしますために、そこに社会の公共の福祉というものとの関連が生じて参ります。従つて個人の基本的人権と社会の公共の福祉とは何らかの調和を見出さなければなりません。その調和がつまり法律であります。従つて各人は基本的人権を確保するとともに一定の制限を受けるのであります。その制限を一々基本的人権の蹂躙であるというわけには参らないのであります。