1950-04-06 第7回国会 参議院 法務委員会 第20号
そこでこの佐藤と吉村商店とは永年の取引関係がありますので、福島部長はそれは一応逮捕して取調べる必要はあると思うけれども、この事実だけで外に余罪が出ないとすれば、起訴できるかどうかは疑わしいというふうに答えましたところが、松本課長はとにかく本人は逮捕されることを多少感ずいているらしい。
そこでこの佐藤と吉村商店とは永年の取引関係がありますので、福島部長はそれは一応逮捕して取調べる必要はあると思うけれども、この事実だけで外に余罪が出ないとすれば、起訴できるかどうかは疑わしいというふうに答えましたところが、松本課長はとにかく本人は逮捕されることを多少感ずいているらしい。
○証人(岡崎格君) この点は馬場次席検事、福島部長なんかに事情を聞きましたところ、以上申上げたような事情で現実に起訴を確実にするために、北海道方面にまで事前に人を派遣して証拠固めをいたしております。即ちその結果起訴が確実になつておるわけでありますから、より愼重を期したというふうに考えております。
また他の例をとると、堀検事正のごときは、検察事務官の労働組合の幹部を集めて、そうして最近庁内に全官労とつらなる全法務から脱退をして、検察庁独自の組合をつくる動きがあるが、たいへん喜ばしきことである、当局としてはできるだけの援助を與えたいと思うというような意味のことを言つておりますし、また福島部長検事は、第二組合には資金を融通してあげようというようなことも言つておる。