1948-07-04 第2回国会 参議院 本会議 第59号
次に請願第百九十号尾岐村の村営バス事業許可に関する請願は、福島縣大沼郡尾岐村において村営バスの許可をせられたいという趣旨の請願でありまして、審議の結果は、既存の民営事業者もあるから、これと協議し、尚又当局が斡旋して適当な方法を以て自動車輸送力の強化を促進するのが妥当であるという趣旨で、これを内閣に送付するを要するものと議決いたしました。
次に請願第百九十号尾岐村の村営バス事業許可に関する請願は、福島縣大沼郡尾岐村において村営バスの許可をせられたいという趣旨の請願でありまして、審議の結果は、既存の民営事業者もあるから、これと協議し、尚又当局が斡旋して適当な方法を以て自動車輸送力の強化を促進するのが妥当であるという趣旨で、これを内閣に送付するを要するものと議決いたしました。
○下條恭兵君 小委員會に付託されております亞炭の採堀中止に關する請願一件と亞炭の採堀中止に關する陳情と二件ございましたのでありますが、これは内容は全く同樣なものでありまして、福島縣大沼郡赤澤村大字赤留字中山というところの者で、請願の方は宗像熊八外十二名、陳情の方は宗像熊喜外四十四名という連名で出ておるのでありますが、問題は一小部落の亞炭採堀による陷没に對する、亞炭鑛の事業主と住民との間の紛爭でありまして
場所は福島縣大沼郡赤沢村中山部落が問題になつておるわけでございます。ここに赤沢炭鉱株式会社の亞炭採掘所がございまして、そこが問題になつておるわけでございます。昭和十九年の八月に、亞炭採掘の結果、附近部落に地盤の亀裂、その他のために部落戸数に破損を生じた問題が起りましてそのときに鉱業主と部落民との間に一應の協定ができ上つております。
「福島縣大沼郡赤澤村大字赤留字中ノ山デ赤澤炭鑛株式會社ガ亞炭ヲ掘ツテ居マスガ、昭和十九年八月ニモ炭鑛上部ニアル宗像ヒサノ土藏及ビ母屋ガ傾斜シタ外、諸所ニ龜裂ヲ生ジ住民皆不安ニ藉ラレテ居リマシタガ、然ルニ今年四月二十五日ニ宗像態八ノ土藏陷沒シ、屋敷内ハ數ケ所ニ大龜裂ヲ生ジマシタ。
○冨吉政府委員 福島縣大沼郡赤澤村大字赤留字中山が陷沒および地表龜裂を生じました箇所は、昭和十九年の四月以前に採掘をすでに中止いたしました廢鑛の跡であります。
本請願の要旨は、福島縣大沼郡赤澤村大字赤留字中山にある赤澤炭鑛では亞炭を採掘しているが、その上部にある民家の土藏が陷沒して、屋敷内に大龜裂を生じ、部落民は極度の不安に驅られている。ついては速やかにこの採掘を中止し、被害箇所を復舊するよう取り計らわれたいというのであります。政府當局の御意見竝びに皆様方の御審議をわずらわしたいと思います。