1962-04-25 第40回国会 参議院 決算委員会 第8号
○政府委員(大浜用正君) この福地用水は、先生も御承知のように、北富士演習場の重戦車あるいは米軍の機動部隊の演習によって生じた火山灰による流水によって被害が田畑に生じておりまして、これは調達庁設置法の第四条十六号に基づきまして、当然調達庁としましては、この被害を軽減しもしくは防止しあるいは全面的に被害をなくするような方法を講じなければならない一つの職責を持っているような官庁だと私は信じております。
○政府委員(大浜用正君) この福地用水は、先生も御承知のように、北富士演習場の重戦車あるいは米軍の機動部隊の演習によって生じた火山灰による流水によって被害が田畑に生じておりまして、これは調達庁設置法の第四条十六号に基づきまして、当然調達庁としましては、この被害を軽減しもしくは防止しあるいは全面的に被害をなくするような方法を講じなければならない一つの職責を持っているような官庁だと私は信じております。
それから、問題の福地用水の樋門、そういった点を中心といたしまして視察いたしたのでございます。
先般、山梨県富士吉田市福地用水の実情調査のために、本委員会として委員派遣を行ないましたので、この際派遣委員から報告を聴取することといたします。
派遣の目的は、昭和三十五年度決算の審査に資するため、昭和三十五年度決算検査報告において不当事項として指摘された山梨県に対する福地用水特別損失防止対策工事補助金の交付に関する件について、現地の実情を調査する。派遣委員は大森創造君、田中清一君。派遣地は山梨県。期間は、四月十六日及び十七日の二日間。費用は、概算一万三千二百円。 以上でございます。
この桂川本流の、そして今の福地用水の下流の流水の水利問題で紛争の起こった歴史が今まであるのであります。そのためにこの両方の樋門の管理者であります富士吉田市長が、調停策としまして、両樋門は平常も取水状況のままに維持するということを決定して実施してきた事情があるわけです。
○林(一)政府委員 御質問の点は、六の福地用水の工事の補助金のことであるかと思います。この点につきまして、ごく簡単でありますが、経過を申し上げたいと思います。 福地用水の件は、御承知のように、富士演習場の米軍の訓練に基づく問題でございます。富士演習場で米軍が演習をやっております。そのためにあそこの原野が荒廃しまして、その土砂がふもとを流れております桂川に流入するのでございます。
○林(一)政府委員 この工事は、ただいま申し上げましたように、福地用水の方の防水工事をいたしたのでございますが、この土砂が福地用水の方に流入するのを防ぐ方法といたしましては、たとえば福地用水の取入口に至るまでの間に大きな貯水池でも作って、そこで土砂どめをするというような設計上の考え方もあるかと思うのであります。考え方として、この土砂を防止するにはいろいろ方法があると思うのであります。
○会計検査院長(芥川治君) 検査報告第六項につきまして、決算検査報告に掲記いたしましたことにつきましては、横浜調達局で山梨県に対しまして福地用水の改修工事の補助金として約千三百万円を交付しているのであります、が、検査院として十分実地検査をいたしました結果、現地で調査を十分に行なったならばこの金額の交付の必要がなかったのである、こういうふうな見解で、慎重審議の結果、検査報告に報告をいたしましたわけであります
○政府委員(林一夫君) この工事を施行するに至りました経過については、御承知のことと存じますが、私のほうの立場から申しますと、やはり富士演習場におきますところの米軍の激しい演習によりまして、この桂川水系一帯に対して相当の被害を与えておる、そういうことでございまして、この一帯について過去数年にわたりまして防災工事を施してきておるのでございまするが、三十四年度におきまして、この福地用水の防災工事をしたのでございます