1982-04-16 第96回国会 参議院 安全保障特別委員会 第3号
何のための武器禁輸関係の原則かわかりませんから、そういうことをお願いいたしまして終わります。
何のための武器禁輸関係の原則かわかりませんから、そういうことをお願いいたしまして終わります。
昨日の衆議院の外務委員会において、外務大臣は、その一端と見るべきものとして、中共に対する貿易の禁輸関係を緩和したい、すなわち日本と中共の関係においては、概論的に、一般的に解決するよりは、具体的に、文化とか貿易とかというような方面で、だんだんに改善をしていきたいというお考えのようであります。
現実に中共に外から入っているのかどうかもわかりませんが、イギリスその他この禁輸関係に関係している国からではなく、やはりそれ以外の国から入ったとしますれば入ったのだろうと思います。それがソビエトからかどうかということについては私ども確認ができない。
中共との貿易は、これまた、御承知のように、例のココム等の禁輸関係がありまして、せっかく多くの諸君が御努力下さいまして、先般も使節団が参って話し合いができたのでありますが、この禁輸品を解除するということが実際に非常に困難である。普通に西欧並みに解除されるものはすでに解除され尽してしまった。これから先解除するには、特に特別な努力を要する。
禁輸関係は日々ますます困難になつて来ておりまして、ことに酒類等の販売業者に対する金融などは、銀行関係ではなかなか困難である。