2020-03-10 第201回国会 参議院 環境委員会 第2号
同資料館は、我が国の四大公害病の一つであるイタイイタイ病を克服した道のりと、その教訓を後世に語り継ぐために平成二十四年に開館したものであり、イタイイタイ病による被害の実態、神通川流域の土壌復元の工事に関する展示等を視察した後、意見交換を行いました。 派遣委員からは、新たな発症者の有無、女性の発症者が多い原因、他にカドミウムの影響を受けた地域等について質疑がございました。
同資料館は、我が国の四大公害病の一つであるイタイイタイ病を克服した道のりと、その教訓を後世に語り継ぐために平成二十四年に開館したものであり、イタイイタイ病による被害の実態、神通川流域の土壌復元の工事に関する展示等を視察した後、意見交換を行いました。 派遣委員からは、新たな発症者の有無、女性の発症者が多い原因、他にカドミウムの影響を受けた地域等について質疑がございました。
イタイイタイ病は、富山県の神通川流域で発生、鉱山からの未処理のまま流されたカドミウムに汚染された食べ物や水を飲んでいた方の骨がもろくなり、ひどくなるとせきをしただけで骨折をするという、まさに痛い痛いと言って亡くなっていったことでイタイイタイ病と名づけられた公害病でございます。
これは神通川丸についての検査なんですが、「これ等は今後長期に亘る観察が必要と思われる。」。前回質問したとおり、長期の観察が必要であるにもかかわらず、福竜丸以外は観察をしておりません。これも大問題だと思います。 今日お配りいたしましたが、去年十一月に行われた情報公開請求で出された書面が真っ黒なんですね。これは血液や尿について出していただきたい。個人のプライバシーを消すのは全然構わないんです。
それから、貨物船神通川丸乗員に対する大阪や岩手などでの精密検査の結果が記載をされている。 血液検査の結果、放射能症を疑われる者四名、放射能症を疑われるが他の疾患もある者三名、他の疾患によると思われるが念のため精密検査を要する者七名、計十四名。乗組員四十九名の健康診断の結果、放射能症状を疑わせる者が七名おり、他に精密検査を要すると思われる者が七名で、これなどは今後長期にわたる観察が必要と思われる。
私事で大変恐縮でございますが、実は私、昔俳優をやっておりまして、俳優を目指して東京に上京してある劇団に所属したとき、その劇団で最初に私が見た芝居が実は「神通川」、イタイイタイ病という公害問題を取り上げた芝居だったんですね。
そういう意味で、神社をつくるというのは憲法上できませんけれども、それに近い形で、水俣や神通病や公害を克服した、環境省しかできない仕事だから、ぜひそういうことをやっていただきたいということが一つ。 それからもう一つは、大臣にぜひお願いしたいのは、造園職とかインハウスエンジニアはたくさんいまして、国立公園にレンジャーが何百人いるんでしょうか。毎日、生物多様性等自然環境を守っている。
結局、カドミウムの排出量をほぼ四十年間で十分の一以下にしまして、神通川のカドミウムの水質は鉱山の上流も下流もほぼ一緒になったと。もちろん、ゼロエミッション、ゼロ排出にはならないですね。ゼロにはできないんですけど、少しは出るんですけど。
また、富山市で平成十七年四月にかなり広域合併がございまして、これは私の持論ともつながるんですが、神通川の川上の農村と川下の都市が同一の市となったことから、両者の水系のつながりを生かした交流を行うことができるようになって、地域内の交流が非常に良くなった、富山市もそれを支援していると。
富山県神通川流域で、神岡鉱山から流れ出たカドミウムによる汚染米が原因で骨に異常を来し、多くの住民が苦しみました。これが、公害病認定の第一号になり、後に、昭和四十六年、環境庁設置のきっかけになりました。
私の地元でいえば、神通砂防、北アルプスを源にしまして富山湾まで流れる河川があるんですけれども、これは、主川は国、支川は県とやっているんですよ。やはり県がはんらんを起こしているんです。 それで、六団体の御要望を見ますと、支川の部分の予算を自分たちの方にもっとよこせという、御要請として出ているんです。
その際、たまたま私の真ん前に知事会の会長の梶原岐阜県知事が座っておって、いろいろありましたので、私は、今あなたがたまたま指摘されたその図を見せて、要するに、郡上あたりで発生した山地の災害が、神通川を通って富山湾に大量に木材を流し込んで大変な迷惑をかけた、この場合どうやって富山県と岐阜県とがお互いの災害の復旧にいわゆる分担をするんですか。
○広野ただし君 それと、私は富山県の出身なんですけれども、神通川というところがありまして、そこは上流から鉱山の製錬に伴うカドミウムというのが流れてきてイタイイタイ病ということになりました。いまだにそれに苦しんでいる人たちもおります。
それから最後に十五番目ですが、農用地の、少しちょっとこの法令の範囲から外れるかもしれませんが、関連ありますので述べますが、土壌復元工法は、埋め込み客土、これは神通川の場合のみです。田んぼの真ん中に数メーター穴を掘り込みまして汚染土壌を埋め込む、その上に新しい土を客土するという形なんです。しかし、その他の地域はほとんど上乗せ客土です。
これはどういうレベルかといいますと、現在、神通川の水質は鉱山の上流も下流も今〇・一ppbレベル以下になっています。非常に水はきれいになったんですね。ほとんど鉱山の影響を無視できるんですけれども。その〇・一ppbが川の水の、この水のカドミウムのレベルなんです。それの百倍あるんです、日本の環境基準は。
つまり、記憶にあると思いますが、富山の神通川流域で起こったイタイイタイ病というのがありますけれども、この前駆症状とでもいいますか、そういう病気にも進んでいくその前の状況が今非常に心配されております。その手前の症状としては特に腎臓疾患の障害が多く起こるというふうに言われておりますし、このカドミウムがどうやって人体に入るかといいますと、これはお米を通して入るというふうに言われているわけです。
先ほど幾つかの例を出されましたけれども、三十県近くにもうこの植林活動が広がっておりまして、富山県でも新湊の漁業者が神通川の源流を守る植樹活動というのをおやりになっていると承知しております。
○渡辺(好)政府委員 神通川流域と黒部地域に分けてお話を申し上げたいと思います。 神通川流域では、七百八十ヘクタールを対象といたしまして、昭和五十四年から復元事業をやっておりますが、現在まで五百七十ヘクタールが復元をいたしております。平成十六年度を完了目途に事業の実施を続けているところでございまして、おっしゃいましたように、進捗率で申し上げますと七四%、七合目というところでございます。
かつて我が国では、熊本県水俣市のメチル水銀汚染、富山県神通川のカドミウム汚染、新潟県阿賀野川のメチル水銀汚染など、化学物質による環境汚染を経験してきたことはもう周知のとおりであります。その反省から、例えば苛性ソーダの製法として水銀を使用しないイオン交換膜法が開発されるなど、世界的にも一流の水準の公害防止技術が生み出されたというふうに思います。
富山県神通川で奇病が発生したとされるのは、一九二二年ですね。厚生省が、この原因は三井金属鉱業神岡鉱業所のカドミウムであるとしたのは、一九六八年の三月に訴訟が起こされてから二カ月後の、同年五月のこと。ですから、実に被害発生から四十六年後のことなんですね。
御当地とは、黒四ダム、神通川のダム、そういう仕事の関係でいろいろ関係がございましたし、それから最近では、テクノポリスそれからテクノマート、あるいは頭脳立地といったようなことで、いろんなそういった新しい地域おこし関係でお世話になっているわけでありますが、そういった地域立地につきましても富山県というのは非常にアグレッシブといいますか、創造的といいますか、そういうことでいわば優等生であった、全国の地域おこしの
阿賀野川は、御認識と思いますが、過去の大きな公害病の四日市ぜんそくとか神通川のイタイイタイ病問題と同じように、この流域で実は昭和四十年初頭にに水俣病が発生し、昭和電工鹿瀬工場のアセトアルデヒドを原料とする有機水銀から今まで約六百九十名の公害認定患者が出ております。また、今約千二百名の地域住民がやはりこの認定を求めまして、約二百三十一名が裁判係争中であるわけでございます。
ですから、私はぜひ、先ほど大臣にもお願いいたしましたけれども、総合的な水に関する法律を制定して、農薬とか肥料とかあるいはまた農業廃棄物等を含めての総合的な法律をやはりひとつ御検討くださいまして、再び水俣病とか神通川のイタイイタイ病とかそういうものが起きないように、厚生省の方でひとつ目を向けていただきたいと思うのであります。よろしくお願いします。